【水密胴体】(すいみつどうたい)

航空機の胴体が、その名のとおり着水させても浸水しない構造になっているもの。
飛行艇になくてはならないもののほか、海上で運用するヘリコプターなどにも採用されることが多い。

そのメリットは、水上や海上に離着水することができることであり、発着場所の制限が大幅に解消されることである。
しかしながら重量やコストの面で陸上の航空機よりも大幅に不利で、特に水密を維持したり錆対策をしたりすることは大きな負担となる。
このため、特に着水をする必要のある用途以外では、ほとんど廃れた。水密胴体を持つ航空機で、現存するもののほとんどは軍用機である。


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