【神戸空港】(こうべくうこう)

兵庫県神戸市の神戸港内に所在する人工島「神戸空港島*1」に所在する空港
愛称は「マリンエア」。

関西国際空港および伊丹空港と合同でひとつのマルチエアポートを構成しており、航空券や時刻表では「大阪(神戸)」との表記もある。

関連施設を含めて建設費用の90%以上を神戸市が支出し、2006年に開港。
希有な『市営空港』*2として話題となるも、事業としては開港当初から先行きが暗く、その去就が議論の的となっている*3

利用需要は全国平均程度の水準*5で、それほど良い立地条件ではないが、特筆するほどひどくもない。
事業不振の原因は、神戸市の事業計画が総じて杜撰・過大で無駄の多いものであった事によるものとされる。

2018年、施設の運営が「関西エアポート神戸株式会社*6」に移管された。

就航路線

空港情報

種別地方管理空港(旧第三種
滑走路2,500×60(09/27)
3レターコードUKB*7
4レターコードRJBE
ILSあり
設置・管理者神戸市(用地・施設の保有)
関西エアポート神戸株式会社(施設の運営*8



*1 行政上は神戸市中央区に属する。
*2 市が運営母体となっている空港としては、旭川空港・帯広空港(とかち帯広空港)に次いで3番目。
*3 意見の中には「本空港を廃港として就航便を伊丹・関西に集約し、跡地は政府の危機管理施設*4やヘリポートとして用いればよい」といったものもあった。
*4 実際、本空港は首都圏で大規模災害が発生した際の「被災地外広域搬送拠点」のひとつともなっている。
*5 地方管理(旧第三種)空港の中では全国1位だという。
*6 (伊丹空港関西国際空港を運営する「関西エアポート株式会社」の関連会社。
*7 元々、IATA(国際航空運送協会)によって神戸市の都市コードとしても割り当てられていた。
*8 2018年度〜2059年度まで施設の運営にあたる予定。

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