【新戦闘指揮シスム】(しんせんとうしきしすてむ)

海上自衛隊防衛省技術研究本部が開発した戦闘指揮システム。
ATECS(Advanced Technology Combat System)とも呼ばれる。

従来のシステムは、アメリカ海軍が開発・運用していたNTDSをベースとしており、その延長線上にあったが、本システムは国内開発の純国産品となった。
高度なCOTS化がはかられ、セントラルコンピュータ「AN/UYK-70」による分散処理やリンク16の実装が実現している。

ATECSは次の4つのシステムから構成されている。

  • 新戦術情報処理システム(Advanced combat Direction System;OYQ-10
  • 艦載用新射撃指揮装置(FCS-3;00式射撃指揮装置)
  • 新対潜情報処理装置ASWCS(ASW Control System;OQQ-22・01式水上艦ソナーシステム)
  • 水上艦EW管制システム

このうち、ACDSやASWCS、FCS-3は試験艦「あすか」にて実証試験された後、ひゅうが護衛艦より搭載された。


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