【心神】(しんしん)

ATD-X 心神

日本の防衛省技術研究本部三菱重工業が開発中の先進技術実証機

機体は新複合材料で製作され、ステルス性と高運動性を備えた高運動飛行制御システムを取り入れる。
高運動性を実現する為、機体制御にはP-1で採用されたフライ・バイ・ライト(FBL)を採用する。
電子機器類では高性能フェイズドアレイレーダーに電子妨害装置を組み込んだ多機能RFセンサ、機体に張り付ける薄いレーダー・スマートスキンセンサーが装備される。
エンジンはIHI製のXF5−1という高機動エンジンA/B推力約5t)を2基搭載する予定。
なお、このエンジンは新開発のパドル式推力変更装置による急速な方向転換、超音速飛行が可能とされている。

仮想敵国である中国(中華人民共和国)及びロシアのステルス戦闘機を想定したアグレッサーとして運用し、レーダーシステムを含めた総合的な防空能力を高める目来もあるとされている。
得られたデータは、将来的な国産ステルス戦闘機の開発のための下地として生かされる予定である。
尚、あくまで技術開発とその実証試験を目的とした機体である為武装を施して戦闘機として運用する事は考えられていない。

スペックデータ

※実物大RCS実験模型の物。
全長:14m
全高:9m
全幅:10m
離陸重量:9t
エンジン:IHI XF5-1 ターボファンアフターバーナー推力約5t)×2基


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