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*&ruby(じょうほうほんぶ){【情報本部】}; [#r3cdcc8e]
Defense Intelligence Headquaters(DIH)
Defense Intelligence Headquaters(DIH)~
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[[防衛省]]の特別の機関の一つ。~
約2400名の要員を抱え、海外の軍事情報をはじめ、各種情報をあつかう日本最大の情報機関である。~
約2,400名の要員を抱え、海外の軍事情報をはじめ、各種情報を扱う日本最大の[[情報機関>スパイ]]である。~
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従来、わが国では、外国軍事情報の収集･分析を旧[[防衛庁]]防衛局調査第1･2課、[[陸>陸上幕僚監部]][[海>海上幕僚監部]][[空>航空幕僚監部]]の各幕僚監部及び各自衛隊の情報専門部隊等で行ってきた。~
しかし、各種情報組織は別個に業務を行っていたため、[[防衛庁]]全体としての情報収集・分析が非効率的であるという構造的欠陥を抱えていた。~
1995年に策定された「[[第2次防衛大綱>防衛大綱]]」に基づき、1997年1月20日に設置された。~
[[防衛庁]]内に分散していた複数の情報機関を解散させ((旧[[防衛庁]]防衛局調査第1･2課、[[陸>陸上幕僚監部]][[海>海上幕僚監部]][[空>航空幕僚監部]]の各幕僚監部及び各自衛隊の情報部隊、[[防衛駐在官]]等。))、その人員を統合する形で設立された。~
[[防衛省]]の情報分野強化方針に則り、ほぼ毎年の人員増加が行われている。~
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この問題を解決すべく、1995年に策定されたいわゆる「[[防衛大綱]]」に基づき、[[防衛庁]]内の複数の情報機関を統合する形で1997年1月20日に「情報本部」が設置された。~
尚、[[防衛庁]]内の情報組織が全て統合されたわけではなく、既存の組織は一部改変、縮小されたものの、引き続き存続した。
なお、[[防衛庁]]内の情報組織が全て統合されたわけではなく、旧来の情報組織も一部は存続している。
**任務 [#mafad856]
情報本部は以下の情報の分析を行っている。
+独自に収集する情報。
+情報本部以外の部署（[[陸自>陸上自衛隊]]中央情報隊等、[[自衛隊]]の情報部隊）からもたらされた情報。
+外務省、警察庁、公安調査庁など他省庁からもたらされた情報。
+外務省、警察庁、[[公安調査庁]]など他省庁からもたらされた情報。
+友好国からもたらされた情報。
+一般の公刊物等からの情報。
[[防衛省]]では情報分野強化に努めているため、各[[自衛隊]]の[[自衛官]]の定数が減らされている中、情報本部の要員はほぼ毎年増加している。
**組織 [#w1b1d38b]
情報本部長には陸将、海将、空将の[[自衛官]]が任命される。また本部長は「防衛会議」の委員を務める。~
情報本部長には[[陸将、海将及び空将>将（自衛官）]]の[[自衛官]]が任命される。また本部長は「防衛会議」の委員を務める。~
副本部長は[[防衛省]]大臣官房審議官を本務とするものが兼務する形で任命される。
-情報本部長（陸将、海将、空将）
--副本部長（事務官）
--情報官×4（事務官1名、[[自衛官]]（1佐または将補）3名）
-情報本部長（[[陸将、海将、空将>将（自衛官）]]）
--副本部長（[[事務官>背広組]]）
--情報官×4（事務官1名、[[自衛官]]（1佐または[[将補>将補(自衛官)]]）3名）
--情報評価官（事務官）
--情報保全官（事務官）
-総務部
-計画部
-分析部
-統合情報部
-画像・地理部
-電波部
-通信所
--東千歳通信所（北海道千歳市）
--小舟渡通信所（新潟県新発田市）
--大井通信所（埼玉県ふじみ野市）
--美保通信所（鳥取県境港市）
--太刀洗通信所（福岡県筑前町）
--喜界島通信所（鹿児島県喜界町）
参考資料 ウィキペディア「[[情報本部>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%9C%AC%E9%83%A8]]」
