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*&ruby(まつ){【松】}; [#o356fe45]
大日本帝国海軍・一等[[駆逐艦]]（[[護衛駆逐艦]]）「松」。~
[[大東亜戦争]]後期、戦時量産型簡易駆逐艦として設計・建造された。~
同型艦は19隻（準同型の「橘」級を含めると33隻）あった。~
**開発の経緯 [#xd8081f6]
[[大東亜戦争]]（[[太平洋戦争]]）が起きる以前、日本海軍における[[駆逐艦]]は、主な任務として「[[艦隊決戦]]における敵艦隊の漸減戦闘」や「戦闘終了後の残敵掃討」などが割り当てられており、そのために敵の主力艦（[[戦艦]]）を上回る速力や強力な[[魚雷]]兵装が求められてきた。~
ところが、[[大東亜戦争]]においては[[航空主兵主義]]が海軍[[戦略]]・[[戦術]]の主流となった((その先鞭をつけたのも、他ならぬ日本海軍であった。))ことから、当初想定されていたような「[[戦艦]]同士の砲撃戦」という状況はなかなか発生せず、そればかりか「想定外の使われ方」である離島への人員・資材強行輸送(([[アメリカ軍]]はこれを「[[東京急行]]」と呼んでいた。))にすらしばしば投入され、特に1942年〜1943年の[[ガダルカナル島の支配権を巡る一連の戦い>ガダルカナル島の戦い]]では、優秀な駆逐艦が多数失われることになった。~
そしてその補充は、当時最新鋭であった「[[夕雲型>夕雲]]」や「[[秋月型>秋月]]」といった艦隊型駆逐艦の建造ペースでは到底間に合わなかった。~
そしてその補充は、当時最新鋭であった[[「夕雲」型>夕雲]]や[[「秋月」型>秋月]]といった艦隊型駆逐艦の建造ペースでは到底間に合わなかった。~
~
その一方で、太平洋での[[バトルプルーフ]]から、駆逐艦の性格が従来の「[[水雷]]戦闘に特化された大型雷撃艦」から、「輸送船団護衛や航路警戒、人員・資材の強行輸送までこなせる多目的艦」に変化していったため、必ずしも高速である必要性はなくなっていた。~
~
こうして、不足する駆逐艦戦力を短期に補充するため、急造に適した簡易型駆逐艦として計画・設計されたのが本艦型である。~
**特徴 [#cea7814c]
本艦型の船体は、工期の短縮を図るために直線を組み合わせたようなデザインで構成され、部材も従来の特殊鋼をやめて入手の容易な高張力鋼を採用した。~
また、機関も「&ruby(おおとり){鴻};」型水雷艇に搭載されていたのと同型の製造が容易なものを採用していたが、その配置法は、帝国海軍では初となる「シフト配置」となった。~
~
従来の艦艇では、ボイラー室と機関室が1ヶ所にまとめて置かれていたが、この配置では、艦のスペースを有効活用できる代わりに、故障や敵の攻撃でどちらか一方が破壊されると推進力を失って行動不能になってしまう欠点があった。~
そこでボイラーと[[タービン>蒸気タービン]]を2つに分割し、かつ交互に置くことで、船体の全幅を貫通されるような攻撃を食らって右舷側・左舷側のどちらかの機関が破壊されても航行を継続できるようにしたのである。((ちなみに、現代の戦闘艦艇のほとんどはこのシフトエンジン方式を採用している。))~
そこでボイラーと[[タービン>蒸気タービン]]を2つに分割し、かつ交互に置くことで、船体の全幅を貫通されるような攻撃を食らって右舷側・左舷側のどちらかの機関が破壊されても航行を継続できるようにしたのである((ちなみに、現代の戦闘艦艇のほとんどはこのシフトエンジン方式を採用している。))。~
こちらはこちらで「推進系統や船体構造が左右非対称となり、建造や保守・整備に手間がかかる」という欠点があったが、これにより、従来の艦隊型駆逐艦に比べて「打たれ強い」艦になった。~
~
[[備砲>艦載砲]]には40口径12.7サンチ[[高角砲>高射砲]]を載せ、（[[秋月]]級には劣るものの）従来型駆逐艦よりも強力な防空力を得た。~
一方で、魚雷兵装は4連装発射管1門のみとされ、自衛用の申し訳程度になった。~
また、人員・資材輸送のために[[運貨船>内火艇]]2隻を搭載していた。~
~
本艦型は、（量産のために工事を単純化したにもかかわらず）護衛駆逐艦として申し分ない能力を備えており、現場での評判も上々だった。~
樹木の名前に由来する艦名がつけられていた((本来は、[[基準排水量]]が1,000t以下の二等駆逐艦に付けられる名前だった。))ことから「雑木林」ともあだ名されたが、重要性の高かった船団護衛や航路警戒、人員・資材輸送などで幅広く活躍した。~
~
**スペックデータ [#s372b6dd]
|[[排水量]]&br;（[[基準>基準排水量]]/[[公試>公試排水量]]）|1,262t/1,530t|
|全長|100m|
|全幅|9.35m|
|喫水|3.3m|
|主缶|ロ号艦本式罐・重油焚×2基|
|主機|艦本式タービン×2基 2軸推進（出力19,000shp）|
|燃料搭載量|重油 370t|
|速力|27.8[[kt>ノット]]|
|航続距離|3,500浬/18kt|
|乗員|211名|
|兵装|八九式40口径12.7cm連装高角砲×1基&br;八九式40口径12.7mm単装高角砲×1基&br;九六式25mm連装機銃×4基&br;九六式25mm単装機銃×12基&br;九二式4連装61cm魚雷発射管×1基4門&br;九四式[[爆雷]]投射機×2基&br;爆雷投下軌条×2基（二式爆雷×36発）|
|[[電探>レーダー]]|二号二型電探（対水上用）&br;一号三型電探（対空用）|
|水測装置|九三式探信儀&br;九三式聴音機|
~
**同型艦 [#za2016b0]
,艦名,主造船所,起工,進水,就役,除籍,備考
,松&br;（まつ）,舞鶴工廠,1943.8.8,1944.2.3,1944.4.28,1944.10.10,1944.8.4 戦没
,竹&br;（たけ）,横須賀工廠,1943.10.15,1944.3.28,1944.6.16,1945.10.25,1947.7.16&br;戦時賠償艦としてイギリスに引き渡し。&br;（解体）
,梅&br;（うめ）,藤永田造船所,1944.1.25,1944.4.24,1944.6.28,1945.3.10,1945.1.31 戦没
,桃&br;（もも）,舞鶴工廠,1943.11.5,1944.3.25,1944.6.10,1945.2.10,1944.12.15 戦没
,桑&br;（くわ）,藤永田造船所,1943.12.20,1944.5.25,1944.7.25,1945.2.10,1944.12.3 戦没
,桐&br;（きり）,横須賀工廠,1944.2.1,1944.5.27,1944.8.14,1945.10.5,1947.7.29&br;戦後賠償艦としてソ連に引き渡し。&br;（1969.除籍）
,杉&br;（すぎ）,藤永田造船所,1944.2.1,1944.7.3,1944.8.25,1945.10.5,1947.7.31&br;戦後賠償艦として中華民国（台湾）に&br;引き渡し。&br;（1962.除籍）
,槙&br;（まき）,舞鶴工廠,1944.2.19,1944.6.10,1944.8.10,1945.10.5,1947.8.14&br;戦後賠償艦としてイギリスに引渡し。&br;（解体）
,樅&br;（もみ）,横須賀工廠,1944.2.1,1944.6.16,1944.9.3,1945.3.10,1945.1.5 戦没
,樫&br;（かし）,藤永田造船所,1944.5.5,1944.8.13,1944.9.3,1945.10.5,1947.8.7&br;戦後賠償艦としてアメリカに引渡し。&br;（1948.解体）
,榧&br;（かや）,舞鶴工廠,1944.4.10,1944.7.30,1944.9.30,1945.10.5,1947.7.5&br;戦後賠償艦としてソ連に引渡し。&br;（1959.9.2 除籍）
,楢&br;（なら）,藤永田造船所,1944.6.10,1944.10.12,1944.11.26,1945.11.30,1948.5.解体
,櫻&br;（さくら）,横須賀工廠,1944.6.2,1944.9.6,1944.11.25,1945.8.10,1945.7.11 戦没
,柳&br;（やなぎ）,藤永田造船所,1944.8.20,1944.11.25,1945.1.18,1945.11.20,1946.10.解体
,椿&br;（つばき）,舞鶴工廠,1944.6.20,1944.9.30,1944.11.30,1945.11.30,1948.7.28 解体完了
,檜&br;（ひのき）,横須賀工廠,1944.3.4,1944.7.4,1944.9.30,1945.4.10,1945.1.7 戦没
,楓&br;（かえで）,横須賀工廠,1944.3.4,1944.7.25,1944.10.30,1945.10.5,1947.7.6&br;戦時賠償艦として中華民国（台湾）に&br;引渡し。&br;（1962.除籍・解体）
,欅&br;（けやき）,横須賀工廠,1944.6.22,1944.9.30,1944.12.15,1945.10.5,1947.7.5&br;戦後賠償艦としてアメリカに引き渡し。&br;（標的として海没処分）
|CENTER:艦名|CENTER:主造船所|CENTER:起工|CENTER:進水|CENTER:就役|CENTER:除籍|CENTER:備考|
|松&br;（まつ）|舞鶴海軍工廠|1943.8.8|1944.2.3|1944.4.28|1944.10.10|1944.8.4&br;父島沖で戦没|
|竹&br;（たけ）|横須賀海軍工廠|1943.10.15|1944.3.28|1944.6.16|1945.10.25|終戦時残存。&br;1947.7.16&br;戦時賠償艦としてイギリスに&br;引き渡し。&br;（解体）|
|梅&br;（うめ）|藤永田造船所|1944.1.25|1944.4.24|1944.6.28|1945.3.10|1945.1.31&br;台湾南方で戦没((米軍機の空襲により大破・航行不能となり、[[「汐風」>峯風]]の砲撃によって処分された。))|
|桃&br;（もも）|舞鶴海軍工廠|1943.11.5|1944.3.25|1944.6.10|1945.2.10|1944.12.15&br;リンガエン湾西方で戦没((米潜水艦[[「ホークビル（USS Hawkbill,SS-366）」>バラオ]]の雷撃による。))|
|桑&br;（くわ）|藤永田造船所|1943.12.20|1944.5.25|1944.7.25|1945.2.10|1944.12.3&br;オルモック湾にて戦没|
|桐&br;（きり）|横須賀海軍工廠|1944.2.1|1944.5.27|1944.8.14|1945.10.5|終戦時残存。&br;1947.7.29&br;戦後賠償艦としてソ連に引き渡し。&br;艦名を「ヴォズロジュジョーンヌイ((Возрожденный：ロシア語で「復活した」という意味を指す。))」&br;に改称。&br;1949.3. 艦種変更（標的艦）&br;1949.7.17&br;艦名を「TsL-25((ЦЛ-25：「第25号標的艦」といった意味。))」に改称。&br;1957.3.艦種変更（工作艦）&br;1957.10.3&br;艦名を「PM-65((ПМ-65：「第65号工作艦」といった意味。))に改称。&br;1969.12.20 除籍・解体|
|杉&br;（すぎ）|藤永田造船所|1944.2.1|1944.7.3|1944.8.25|1945.10.5|終戦時残存。&br;1947.7.31&br;戦後賠償艦として中華民国（台湾）に&br;引き渡し。&br;艦名を「恵陽（フェイヤン）」に改称。&br;1951.除籍|
|槙&br;（まき）|舞鶴海軍工廠|1944.2.19|1944.6.10|1944.8.10|1945.10.5|1947.8.14&br;戦後賠償艦としてイギリスに引渡し。&br;（解体）|
|樅&br;（もみ）|横須賀海軍工廠|1944.2.1|1944.6.16|1944.9.3|1945.3.10|1945.1.5&br;マニラ沖で戦没((米軍艦載機の攻撃による。))|
|樫&br;（かし）|藤永田造船所|1944.5.5|1944.8.13|1944.9.3|1945.10.5|1947.8.7&br;戦後賠償艦としてアメリカに引渡し。&br;1947.10.27〜1948.3.20&br;笠戸ドックにて解体|
|榧&br;（かや）|舞鶴海軍工廠|1944.4.10|1944.7.30|1944.9.30|1945.10.5|終戦時残存。&br;1947.7.5&br;戦後賠償艦としてソ連に引渡し。&br;艦名を「ヴォレヴォーイ((Волевой：ロシア語で「屹然たる、意志の固い」という意味。))」に改称。&br;1947.7.7&br;[[艦隊水雷艇>駆逐艦]]として第5艦隊へ編入。&br;1949.2.14 [[予備役]]&br;1949.6.17 除籍・種別変更（標的艦）&br;艦名を「TsL-23((ЦЛ-23：「第23標的艦」という意味。))」に改称。&br;1953.4.23 太平洋艦隊に編入。&br;1958.6.10 種別変更（暖房船）&br;艦名を「OT-61」に改称。&br;1959.8.1 退役&br;1959.9.2 除籍|
|楢&br;（なら）|藤永田造船所|1944.6.10|1944.10.12|1944.11.26|1945.11.30|終戦時残存も、&br;艦尾損傷で航行不能状態。&br;1948.5.解体開始&br;1948.7.1解体完了|
|櫻&br;（さくら）|横須賀海軍工廠|1944.6.2|1944.9.6|1944.11.25|1945.8.10|1945.7.11 戦没((友ヶ島へ向け航行中に触雷。))|
|柳&br;（やなぎ）|藤永田造船所|1944.8.20|1944.11.25|1945.1.18|1945.11.20|1945.7.14&br;米軍機の空襲により大破・擱座&br;1946.10.〜1947.5.解体|
|椿&br;（つばき）|舞鶴海軍工廠|1944.6.20|1944.9.30|1944.11.30|1945.11.30|終戦時、呉で中破状態で残存&br;1948.7.1&br;[[播磨造船>IHI]]呉ドックで解体開始&br;1948.7.28 解体完了|
|檜&br;（ひのき）|横須賀海軍工廠|1944.3.4|1944.7.4|1944.9.30|1945.4.10|1945.1.7&br;マニラ沖で戦没|
|楓&br;（かえで）|横須賀海軍工廠|1944.3.4|1944.7.25|1944.10.30|1945.10.5|1947.7.6&br;戦時賠償艦として中華民国（台湾）に&br;引渡し。&br;艦名を「衡陽（ホン・ヤン）」に改称。&br;1949.10.1&br;練習艦となりに訓練艦隊に編入。&br;1960.除籍・解体|
|欅&br;（けやき）|横須賀海軍工廠|1944.6.22|1944.9.30|1944.12.15|1945.10.5|終戦時残存。&br;1947.7.5&br;戦後賠償艦としてアメリカに&br;引き渡し。&br;1947.10.29&br;標的として海没処分|
**「橘」型 [#w94b869a]
簡易駆逐艦として建造された「松」型は、戦況の更なる悪化に伴って19隻で建造が打ち切られ、以後は更に工事の簡素化を図った「橘」型に移行した。~
この型は、部内では「改丁型」と呼ばれ、工期を3ヶ月に短縮することを目指して建造されたが、目的を達成できた艦はなかった。~
しかし、それでも終戦までに14隻が完成している。~
~
ちなみにこの型の一艦「梨」は、1945年7月に瀬戸内海で敵機の攻撃により沈没したが、戦後、引き揚げられて修復の上、[[海上自衛隊]]に編入。~
編入後は「[[護衛艦]]『わかば』(DE-261)」と名を改め、1970年まで使われていた。~
~
**スペックデータ [#c01a803f]
***橘型 [#y035cb9d]
|排水量&br;（基準/公試）|1,350t/1,580t|
|全長|100m|
|全幅|9.35m|
|吃水|3.37m|
|主缶|ロ号艦本式罐・重油焚×2基|
|主機|艦本式タービン×2基 2軸推進（出力19,000shp）|
|燃料搭載量|重油 370t|
|最大速力|27.8kt|
|航続距離|3,500浬/18kt|
|乗員|211名|
|武装|八九式40口径12.7cm連装高角砲×1基&br;八九式40口径12.7cm単装高角砲×1基&br;九六式25mm三連装機銃×4基&br;九六式25mm単装機銃×12基&br;九二式4連装61cm魚雷発射管×1基4門&br;九四式爆雷投射機×2基&br;爆雷投下軌条×2基（二式爆雷×36発）|
|[[電探>レーダー]]|二号二型電探（対水上用）&br;一号三型電探（対空用）|
|水測装置|九三式探信儀&br;九三式聴音機|
~
***DE-261「わかば」 [#g6df0874]
|[[排水量]]&br;（[[基準>基準排水量]]/[[満載>満載排水量]]）|1,250t/1,560t|
|全長|100m|
|全幅|9.35m|
|吃水|3.28m|
|機関|蒸気タービン方式 2軸推進&br;艦本式三号乙ロ号×2基&br;艦本式三号丙型蒸気タービン×2基（出力15,000ps）|
|燃料搭載量|重油 395t|
|最大速力|25.5kt|
|航続距離|4,680海里/16kt|
|乗員|175名|
|武装|第2次改装&br;68式50口径3インチ連装砲×1基&br;54式対潜弾（ヘッジホッグ）発射機×1基&br;54式爆雷投射機×4基&br;54式爆雷投下軌条×2条&br;第5次改装&br;65式連装533mm魚雷発射管×1基|
|[[C4Iシステム>C4I]]|Mk.63射撃指揮装置（第2次改装）|
|[[レーダー]]|第2次改装&br;US SPS-12対空レーダー&br;Mk.34射撃指揮レーダー&br;US S0対水上レーダー&br;SPS-5B対水上レーダー&br;第3次改装（第6次改装時に撤去）&br;SPS-8B高角測定レーダー|
|ソナー|第3次改装&br;SQS-11A捜索ソナー&br;SQR-4/SQA-4攻撃ソナー&br;第4次改装&br;T-3国産試作ソナー|
~
**同型艦 [#b2f2916f]
,艦名,主造船所,起工,進水,就役,除籍,備考
,橘&br;（たちばな）,横須賀工廠,1944.7.8,1944.10.14,1945.1.20,1945.8.10,1945.7.14 戦没
,八重櫻&br;（やえざくら）,横須賀工廠,-,1945.3.17,-,-,1945.6.23 工事中止
,矢竹&br;（やだけ）,横須賀工廠,1945.1.2,-,-,-,1945.4.17 工事中止
,葛&br;（くず）,横須賀工廠,1945.3.20,-,-,-,1945.4.17 工事中止
,柿&br;（かき）,横須賀工廠,1944.10.5,1944.12.11,1945.3.5,1945.10.5,1947.7.4&br;戦後賠償艦として米国へ引き渡し
,樺&br;（かば）,藤永田造船所,1944.10.15,1945.2.27,1945.5.29,1945.10.5,1947.8.4&br;戦後賠償艦として米国へ引き渡し&br;（解体）
,桂&br;（かつら）,藤永田造船所,,1945.6.23,-,-,1945.6.23 工事中止
,若櫻&br;（わかざくら）,藤永田造船所,1945.1.15,-,-,*,1945.5.11 工事中止
,蔦&br;（つた）,横須賀工廠,1944.7.31,1944.11.2,1945.2.8,1945.10.5,1947.7.31&br;戦後賠償艦として中華民国（台湾）へ&br;引き渡し。&br;（1962.除籍）
,萩&br;（はぎ）,横須賀工廠,1944.9.11,1944.11.27,1945.3.3,1945.10.5,1947.7.16&br;戦後賠償艦としてイギリスへ引き渡し
,菫&br;（すみれ）,横須賀工廠,1944.10.21,1944.12.17,1945.3.26,1945.10.5,1947.8.20&br;戦後賠償艦としてイギリスへ引き渡し&br;（標的艦として海没処分）
,楠&br;（くすのき）,横須賀工廠,1944.11.9,1945.1.8,1945.4.28,1945.10.5,1947.7.16&br;戦後賠償艦としてイギリスへ引き渡し
,初櫻&br;（はつざくら）,横須賀工廠,1944.12.14,1945.2.10,1945.5.28,1945.9.15,1947.7.29&br;戦後賠償艦としてソ連へ引き渡し&br;（1959.2.19 退役・解体）
,楡&br;（にれ）,舞鶴工廠,1944.8.14,1944.11.25,1945.1.31,1945.10.15,1948.解体
,梨&br;（なし）,[[川崎・神戸>川崎重工業]],1944.9.1,1945.1.17,1945.3.15,1971.3.31,1945.7.18戦没&br;1954.9.21 船体引き上げ&br;1956.5.31&br;DE-261「わかば」として&br;海上自衛隊に編入&br;1971.3.31除籍&br;1975.5.古沢鋼材に売却・解体
,椎&br;（しい）,舞鶴工廠,1944.9.18,1945.1.13,1945.3.13,1945.10.5,1947.7.5&br;戦後賠償艦としてソ連へ引き渡し&br;（1959.除籍）
,榎&br;（えのき）,舞鶴工廠,1944.10.14,1945.1.27,1945.3.31,1945.9.30,1948.解体
,梓&br;（あずさ）,横須賀工廠,1944.12.29,-,-,-,1945.4.17 工事中止
,雄竹&br;（おだけ）,舞鶴工廠,1944.11.5,1945.3.10,1945.5.15,1945.10.5,1947.7.4&br;戦後賠償艦としてアメリカへ引き渡し&br;（解体）
,初梅&br;（はつうめ）,舞鶴工廠,1944.12.8,1945.4.25,1945.6.18,1945.10.5,1947.7.6&br;戦後賠償艦として中華民国（台湾）へ&br;引き渡し&br;（1964.除籍・解体）
,栃&br;（とち）,舞鶴工廠,-,1945.5.28((船台を空けるため、船体が未完成のまま進水。)),-,-,1945.5.18 工事中止
,菱&br;（ひし）,舞鶴工廠,1945.2.10,-,-,-,1945.4.17 工事中止
,榊&br;（さかき）,横須賀工廠,1944.12.29,-,-,-,1945.4.17 工事中止
-未成艦
--早梅（はやうめ）
--飛梅（とびうめ）
--藤（ふじ）
--山桜（やまざくら）
--葦（あし）
--篠竹（しのだけ）
--蓬（よもぎ）
--葵（あおい）
--白梅（しらうめ）
--菊（きく）
--柏（かしわ）
--黄菊（きぎく）
--初菊（はつぎく）
--茜（あかね）
--白菊（しらぎく）
--千草（ちぐさ）
--若草（わかくさ）
--夏草（なつくさ）
--秋草（あきくさ）
--薄（すすき）
--野菊（のぎく）
--4821号艦〜4832号艦
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