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*&ruby(じゅうりょく){【重力】};
*&ruby(じゅうりょく){【重力】}; [#b081c286]
[[推力]]、[[抗力]]、[[揚力]]と並ぶ[[航空機]]にかかる[[4つの力]]の一つ。~
一般には天体(特に地球)の引力のことをいう。地球の引力を「1G=9.8m/s*s=1N(ニュートン)」としている。この加速度を重力加速度と呼ぶ。~
一般には天体(特に地球)の引力のことをいう。~
地球の引力を「1G=9.8m/s*s=1N(ニュートン)」としている。この加速度を[[重力加速度>G]]と呼ぶ。~
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式で表すと~
重力=(G*M*m)/(d^2)    (G:万有引力定数=6.67×10^-11 M,m:2物体の質量 d:物体間の距離)~
となる。~
引力はあらゆる物体が持っているが、運動によって起こる力([[遠心力]])に比べれば非常に小さい。だが、巨大な質量を持つ物体であれば意味を持つ。~
引力はあらゆる物体が持っているが、運動によって起こる力([[遠心力]])に比べれば非常に小さい。~
だが、巨大な質量を持つ物体であれば意味を持つ。~
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また、距離の2乗に反比例するため、物体から離れるとたちどころに弱くなる。だが、重心位置間の距離であるため、地球表面でもdの値は十分に大きいため、高々10km程度上昇したところで重力変化を感じることは無い。~
しかしながら、[[人工衛星]]程の高度では意味を持つ。[[人工衛星]]は地球が引っ張る力(重力)を上向きにかかる[[遠心力]]で相殺して常に同じ高度に位置しているが、衛星の高度が高ければ高いほど[[遠心力]]は小さくてよい。(軌道速度低)~
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ちなみに、大気圏内で1G以上の加速度で降下することにより無重力を体験できる飛行機も存在するが、高度や速度の制約から落下1回当り20秒程度が限界である。
また、距離の2乗に反比例するため、物体から離れるとたちどころに弱くなる。~
だが、重心位置間の距離であるため、地球表面でもdの値は十分に大きく、高々10km程度上昇したところで重力の変化を感じることは無い。~
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しかしながら、[[人工衛星]]程の高度では意味を持つ。~
[[人工衛星]]は地球が引っ張る力(重力)を上向きにかかる[[遠心力]]で相殺して常に同じ高度に位置しているが、衛星の高度が高ければ高いほど[[遠心力]]は小さくてよい。(軌道速度低)~
ちなみに、地球表面上すれすれの衛星となるための速度を第一宇宙速度(7.9km/s 2.8万km/h)という。~
静止軌道での軌道速度は、3.0km/s(1.1万km/h)となる。~
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[[宇宙飛行士]]の訓練で、1G以上の加速度で降下する[[航空機]]に乗って大気圏内で無重力状況を体験させるプログラムがあるが、[[高度]]や[[速度]]の制約から、落下1回当り20秒程度が限界である。


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