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*&ruby(しゅうへい){【州兵】}; [#cae3af8f]
National Guard.~
[[アメリカ軍]](陸軍及び空軍)の組織のひとつで、各州に置かれている郷土防衛部隊。~
National Guard(米).~
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平時は州知事の指揮下にあり、災害派遣や暴動鎮圧などの任務につくが、戦時には連邦政府の命により連邦軍に組み込まれ、陸軍・空軍の予備部隊として戦闘に参加する。~
そのため、訓練・編制・装備は連邦政府直轄軍と同じものにされている。~
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なお、一部の州ではこれ以外にも「州防衛軍(State Defense Forces)」という[[民兵]]組織が置かれている。~
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また余談ではあるが、1950年の[[朝鮮戦争]]勃発を受けて日本に「[[警察予備隊]]」が組織された際、日本政府にこれを指示したマッカーサー将軍は州兵のような性格の組織を考えていた、と思われる。~
(Wikipediaの[[当該項目の記事:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E4%BA%88%E5%82%99%E9%9A%8A]]より)
[[アメリカ陸軍]]及び[[アメリカ空軍]]の組織のひとつで、各州に置かれている郷土防衛[[部隊]]。~
平時は州知事の指揮下にあり、災害救助や暴動鎮圧などの任務につく。~
戦時体制では連邦政府・連邦軍の指揮下に組み込まれ、その予備[[部隊]]として戦闘に参加する。

>例外として、どの州にも属さない連邦政府直轄都市ワシントンD.Cを担当する[[コロンビア]]州兵・[[コロンビア]][[空軍]]州兵は常に連邦政府の指揮下にある。~
ワシントンD.Cにて平時に州兵を動員する必要が生じた場合、ワシントンD.C市長が合衆国大統領に動員を要請する。

訓練・編制・装備は全て連邦政府直轄軍と同一のものとされている。~
中には郷土防衛の枠を越え、[[統合軍]]の重要な構成要素となっている[[部隊]]も存在する。

>かつては自営業と兼業できるような気軽な勤務形態だったが、軍事の専門職化が進んだ現代では長期間に渡る動員が常態化している。~
「One weekend a month, two weeks a year(ひと月に週末1回、年間合わせて2週間)」と言われていた標語も死語となって久しい。~

なお、一部の州ではこれ以外にも「州防衛軍(State Defense Forces)」「[[海軍]][[民兵]](Naval Millitia)」という連邦政府の関与を受けない[[民兵]]組織が置かれている。~
これらの中には実働組織を持つものもあれば、州法上の規定のみにとどまっているものもある。~

**兵力 [#k36cebcb]
陸軍州兵は、2001年度において約35万人の兵力を擁し、8個[[師団]]及び37個[[独立旅団>旅団]]([[砲兵]]・[[工兵]]・[[後方支援>兵站]]など)などが編制されている。~
2016年度よりこれらとは別に、3個[[旅団戦闘団>旅団]]及びいくつかの部隊が連邦政府直轄軍に編入されている。

空軍州兵は2001年度において約16万人の兵力を擁し、[[戦略爆撃]][[飛行隊>スコードロン]]2個、防空専任飛行隊4個、戦闘攻撃飛行隊33個、輸送飛行隊26個、[[給油>空中給油]]飛行隊23個、[[特殊作戦]]飛行隊1個などが編制されている。~
これらの中には、[[B-2]][[ステルス]][[爆撃機]]や[[F-22]]ステルス[[戦闘機]]を装備した部隊もある。


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