【三沢飛行場】(みさわひこうじょう)

青森県三沢市にある飛行場で、本州では最東端に位置する飛行場空港でもある。
アメリカ国防総省及び防衛省航空自衛隊)との軍民共用空港となっている。

滑走路部分は軍事施設であるため、写真撮影などは禁止されている。
また、エプロン滑走路も電動のゲートで仕切られているなど、軍事基地としての色彩が濃い*1

歴史

本飛行場は、大東亜戦争直前の1941年、日本海軍により設置された。
戦時中は陸上攻撃機部隊である「三沢海軍航空隊」が置かれることになっていたが、同隊は本飛行場を利用することがなかったため目立った活動は行われなかった。

終戦後、本飛行場は日本国内の他の飛行場と同様、進駐してきたアメリカ軍に接収された。
1950年代に民間航空が復活すると同時に民間機の発着も行われるようになり、1957年には航空自衛隊北部航空方面隊司令部も設置され、自衛隊機も使用するようになって現在に至っている。

この間、ベトナム戦争の間に民間機の発着が排除された*2こともあるが、後の1970年代に元に戻っている。

空港概要

種別軍民共用
滑走路3,050×45(10/28)
ILSカテゴリI
3レターコードMSJ
4レターコードRJSM
設置・管理者日本国政府(設置)
アメリカ合衆国空軍(管理)

主な就航路線


自衛隊の配備部隊

  • 航空自衛隊航空総隊隷下
  • 航空支援集団隷下
    • 航空管制保安群
      • 三沢管制隊
    • 航空気象隊
      • 三沢気象隊
  • 防衛大臣直轄部隊
  • 自衛隊共同機関
    • 自衛隊三沢病院

アメリカ軍の部隊


*1 アラスカから太平洋を横断して最初に到達できる飛行場が本飛行場であるため。
*2 この時、近隣の海上自衛隊八戸航空基地が軍民共用化され、民間機はそちらに発着することとなった。
*3 日本航空との共同運航便

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