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*&ruby(さいごのゆうじんせんとうき){【最後の有人戦闘機】}; [#w82581da]
ロッキード社が1960年代に開発したジェット[[戦闘機]]、[[F-104]]「スターファイター」の異称のひとつ。~
元々は&ruby(アルティメット・マンド・ファイター){Ultimate Manned Fighter}; と呼ばれ、日本語訳すると「究極の有人戦闘機」となるはずであったが、なぜか「最後の有人戦闘機」と和訳された。~
Ultimate Manned Fighter.~
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同機は、同時代のライバル機を凌駕する卓越した上昇力、加速力を持っていたことに加え、開発された当時、「今後の[[航空優勢]]は[[地対空ミサイル]]によって確保される」という[[ミサイル万能論]]の風潮が根強かったため、これ以上高性能な[[戦闘機]]は必要無いといわれ、このような俗称がつけられた。~
しかし、実際にはその後も現在に至るまで、新たな有人戦闘機が作られている。~
[[ロッキード]]社が1960年代に開発したジェット[[戦闘機]]、[[F-104]]「スターファイター」の異称のひとつ。~
往事の[[ミサイル万能論]]から「これ以上の[[戦闘機]]はもはや必要とされないだろう」と予測された事に由来する。~

>『Ultimate』が「最後の」と訳されたのは原語のニュアンスから少しずれている。~
しかし「究極の」「最強の」「最高の」といった枕詞が相応しかったかというと、これは非常に疑わしい。~
[[F-104]]は空飛ぶ棺桶・[[未亡人製造機]]としても悪名を馳せた機体でもあり、断じて究極でも最強でも最高でもない。

実際の所、[[ミサイル万能論]]はやがて退潮し、次世代[[戦闘機]]への更新はその後も続いた。~
[[F-104]]自体も拡張性の欠如ゆえに運用の余地が狭く、早い段階で第一線から姿を消していった。~
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なお、最近では[[軍用機]]の無人技術が発達してきたため、[[F-35]]「[[JSF]]」を暗示する言葉ともなっている。~
なお、2000年代以降の[[無人機]]の台頭に伴い、今度こそ「最後の有人戦闘機」が出現するのではないかと噂されつつある。~
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関連:[[ミサイリアー]] [[無人機]]
関連:[[ミサイリアー]] [[無人機]] [[F-35]][[JSF]]


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