【最後の有人戦闘機】(さいごのゆうじんせんとうき)

ロッキード社が1960年代に開発したジェット戦闘機F-104「スターファイター」の異称のひとつ。
元々はUltimate Manned Fighter(アルティメット・マンド・ファイター) と呼ばれ、日本語訳すると「究極の有人戦闘機」となるはずであったが、なぜか「最後の有人戦闘機」と和訳された。

同機は、同時代のライバル機を凌駕する卓越した上昇力、加速力を持っていたことに加え、開発された当時、「今後の航空優勢地対空ミサイルによって確保される」というミサイル万能論の風潮が根強かったため、これ以上高性能な戦闘機は必要無いといわれ、このような俗称がつけられた。
しかし、実際にはその後も現在に至るまで、新たな有人戦闘機が作られている。

なお、最近では軍用機の無人技術が発達してきたため、F-35JSF」を暗示する言葉ともなっている。

関連:ミサイリアー 無人機


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