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*&ruby(さいへんせい){【再編成】}; [#gb4c31f1] 既存の[[部隊]]を統合・分割または作り変えること。~ ~ 平時には世界情勢の変化への対応やより効率の良い組織を目指して、大規模な再編が適宜行われる。~ 近年では、[[大規模戦争>国家総力戦]]から[[テロ対策>テロリズム]]へのシフトや財政面からの要求によって、世界各国で進行中である。~ >近年行われている再編成の例を挙げると「陸上部隊の戦略的な基本単位を『[[師団]]』からひとまわり小規模な『[[(独立混成)旅団>旅団]]』にする」「正規部隊との戦闘を想定した[[主力戦車]]や[[火砲>野戦砲]]を削減して((その結果、[[機甲部隊]]・[[主力戦車]]を全廃した国もある。))[[装輪式装甲車>装甲兵員輸送車]]を増強し、市街地での[[機動力]]を増す」などがある。~ 平時には政治経済状況の変化や軍事[[ドクトリン]]の更改に伴い、各部隊の再編成が適宜行われる。~ 一般に、軍事上の脅威が明白な時代には部隊が拡大・新設され、比較的安定した情勢では軍縮が行われる傾向にある。~ ~ 戦時には交戦・[[摩擦]]によって損害を受けた[[部隊]]が、本来の戦闘力を取り戻すため行われることがある。~ 補給物資・予備人員は有限であり、被害内容によっては損失を補充できず、元通りの部隊構成に戻す事が不可能になる場合がある。~ 充足不能とみなされた[[部隊]]は[[後送]]の上で解散され、その人員・装備は別の[[部隊]]を編成するために転用される。 戦時には大規模な戦闘や戦闘の継続によって多くの被害を受けた部隊が、本来の戦闘力を取り戻すため行われることがある。~ 壊滅的被害を受けると多少の補充では効かない上、将兵の[[階級]]や部隊比率等、組織上や補給面でも歪な構成になってしまう。~ そのため、通常の部隊を解散して後方で補充を待ったり、戦力が痩せ衰えた複数の部隊を統合して元の規模に戻す。~ ~ >また、補充は事前の損害予測に基づいて予め製造・育成しておく必要があるため、[[軍政]]上の錯誤が生じる場合がある。~ 「[[戦車]]は余っているが燃料輸送車が足りない」「[[兵卒]]は余っているが[[士官]]が足りない」などのミスマッチは珍しくない。 参考:[[軍事革命]]