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*&ruby(こうくうせいびし){【航空整備士】};
*&ruby(こうくうせいびし){【航空整備士】}; [#j3d24db1]
aircraft mechanic((単に"mechanic"とも呼ばれる。)).~
~
[[航空機]]の整備や点検を行う技術者、またはその職業。~
運用中の航空機に発生しうる機械的事故を未然に防ぐ役割を持つ。~

+広義: [[航空機]]の[[整備]]を仕事とする人。
**日本(民間航空) [#rb9367fd]
[[航空法]]で定められた国家資格である。~
~
軽微な修理までを行える「運行整備士」と、小修理まで行える「整備士」の二種類がある。~
またそれぞれが大型航空機を扱う「一等」と、小型航空機を扱う「二等」に分かれている((大型・小型の区分は[[飛行機]]と[[ヘリコプター]]によって異なる。[[飛行機]]の場合は12,500ポンド(5,700kg)以上が大型。))。~

>''軽微な修理''は複雑でなく、[[発動機>エンジン]]を作動しての点検を必要としない簡単な作業。~
''小修理''は調整等が必要となり、場合により[[発動機>エンジン]]の作動を求められる作業。~
''大修理''は完全な点検が不可能な作業であり、実施する際には国土交通大臣の認可を必要とする。

二等は[[飛行機]]、[[回転翼機]]、[[滑空機]]、[[飛行船]]の区分ごとに、また[[エンジン]]が[[ピストン>レシプロエンジン]]か[[ガスタービン]]かによって限定条件がある。~
一等は機種ごとに限定条件があり、例えば「[[B777]]限定の一等整備士」は[[B777]]の確認しか行えない。~
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+国家資格。[[航空法]]により定められた、[[航空従事者]]の一種。[[民間機]]の、[[整備後の確認行為]]に必要。技能証明(資格)取得には、法で定められた実務経験が必要。
航空整備士としての就職を目指す学生は、まず「[[飛行機]]・[[ピストン>レシプロエンジン]]」限定の二等航空整備士資格を取得することを目標とする。~
一等航空整備士は、企業での実務経験を5〜10年ほど経た上で取得するのが一般的。~
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~以下の4種ある。
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-一等航空整備士(一整): 大型航空機の確認行為が可能([[小修理]]まで)
-一等航空運航整備士(一運整): 同上([[軽微な修理]]まで)
-二等航空整備士(二整): 小型航空機の確認行為が可能([[小修理]]まで)
-二等航空運航整備士(二運整): 同上([[軽微な修理]]まで)
~
~さらに、それぞれに「[[飛行機]]・[[回転翼航空機]]・[[滑空機]]・[[飛行船]]」「[[ピストン>レシプロエンジン]]・[[タービン>タービンエンジン]]」の限定がある。~
一等については、機種ごとの限定もある~
~例: B-777限定の一整のみ持っている人の場合、「B-777の確認はできるが、B-747の確認はできない」~
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~ ※大型・小型としたのは、飛行機とヘリコプタでは線引きとなる重量が違うため。飛行機の場合、12,500LB(5,700kg)が境界線。詳しくは鳳文書林出版販売「[[航空法]]」を参照(毎年改訂されている)。~
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-[[航空専門学校]]の学生は、たいてい「[[飛行機]]・[[ピストン]]」に限定された「二等航空整備士(あるいは二等航空運航整備士)」を取得する。
-一整を取得するには、J社やA社(あるいはそれらの子会社)に入社後、ふつう5〜10年程度かかると言われている。
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~「整備員」と言う場合、[[自衛隊]]や[[軍隊]]で整備に従事している人を指すことが多い。国家資格を持っているかどうかには関係がないことが多い。~
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~関連: [[航空工場整備士]]~
関連:[[航空工場整備士]] [[航空法]]~

**自衛隊 [#zed96696]
[[自衛隊]]では、防衛大臣が発行する[[航空従事者>エビエーター]]技能証明「整備士」を保有する以下のような[[職種]]の[[隊員>自衛官]]が航空機の整備にあたっている。~
-航空[[発動機>エンジン]]整備員
-[[航空電機計器>アビオニクス]]整備員
-航空電子整備員
-航空武器整備員
-航空機体整備員


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