【航空業界再編】(こうくうぎょうかいさいへん)


一般的には旅客機を運用する航空会社の再編として語られる事が多いが、航空機を製造する機体メーカーもジェット機登場に伴い大きな再編が行われている。

自転車のチェーンを流用したライト兄弟の飛行機と、自動車エンジン技術の延長上にあるレシプロエンジン
この時代には実に多くの会社が航空機製造に乗り出していたが、ジェットエンジンの登場によって一気に機体構造が複雑化。
これによる高コスト化によって多くのメーカーが買収と合併を繰り返す事になる。

また第二次世界大戦の終結や冷戦構造が崩れた事で、財政的な負担を避けるために軍用新型機開発が激減。
これによって一時は業界トップの座にあったメーカーですらも財務状況を悪化させ、ライバル会社と合併せざるを得ない状況となった。
現在まで存続している航空機メーカーは非常に少数となっており、その規模も寡占によって巨大化する傾向にある。


ボーイング


ロッキード・マーチン

ロッキードロッキード・マーチン(現在の存続会社)
マーチンマーチン・マリエッタ↑合併
アメリカン・マリエッタ↑合併


ノースロップ・グラマン


EADS(欧州航空宇宙防衛会社)

アエロスパシアルEADS(現在の存続会社)
メッサーシュミットメッサーシュミット・ベルコウ・ブローム?(MBB)ダイムラー・クライスラー・アエロスペース?(DASA)↑合併
ベルコウ?↑合併
ブローム・ウント・フォス?↑合併
コンスラクシオネス・アエロノーティカ(CASA)↑合併

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