【攻撃機】(こうげきき)

Attacker.
地上部隊や艦艇への攻撃を主任務とする、比較的小型の軍用機
爆弾航空魚雷ロケット弾空対地ミサイルなどで武装する。

艦艇への魚雷攻撃に特化したものを特に「雷撃機」として区別する場合もある。
ただし、これはミサイルの台頭と共に消滅した区分であり、現代では通用しない。
現代でも航空機に搭載される魚雷は存在するが、それを用いるのは対潜機の任務である。

堅牢な目標を攻撃するため、多大なペイロードを必要とする。
この影響から速度や運動性を確保するのが難しく、重装甲が施される傾向にある。

しかし、20世紀後半以降は運動性を重視する設計思想*1に転換され、戦闘機との区別が難しくなっている。
将来的に、攻撃機という機種は戦闘機(マルチロールファイター)に吸収合併され廃止されるものと目される。

関連:艦上攻撃機 陸上攻撃機 爆撃機 雷撃機


*1 地対空ミサイルへの対応防御が現実的に不可能なため。

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