*&ruby(こうぞうしきしょうじゅんき){【光像式照準器】};
光線を当てることにより反射ガラスに照準を投影するタイプの照準器。~
大戦間から70年代まで、主に[[戦闘機]]に広く用いられた。~
焦点を無限遠で投影するため、パイロットが頭を動かしても照準が移動しない利点を持つ。

初期のものでは、固定された照準を映し出すだけであったが、[[第二次世界大戦]]後期には[[ジャイロ]]が組み込まれ自機の機動を補正した照準を表示するものが登場した。手動で射距離と標的の大きさを設定する事により正しい射撃位置を表示する事が出来た。~

大戦後はレーダーの搭載により標的までの距離を正確に測定する事ができるようになり、照準器の精度は性格に狙えば当たるレベルまで飛躍的に向上した。~

70年代以降は多くの[[戦闘機]]が照準器に計器や[[レーダー]]の情報を表示し、交戦中に下を向かなくとも彼我の情報を確認できるタイプの光像式照準器を装備するようになり、この種の照準器を[[ヘッドアップディスプレイ>HUD]]と呼ぶ。

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