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【拳銃弾】 †
Handgun Cartridge
拳銃に装填する事を想定して設計された銃弾。
装填する銃の規格に応じて様々な種類があり、また目的ごとに多様な種類が存在する。
実際に飛翔して人を殺傷する弾頭と、その弾頭に初速を与える装薬を詰めた薬莢からなる。
薬莢の底部には信管があり、これを撃鉄や撃針で叩く事で点火・発射される。
初速は速い物でもマッハ2弱、純物理的な最大射程はおおむね500m以下。
弾道の精度から考えて命中を期待できる有効射程は一般に100m以下。
マンストッピングパワーを維持できる有効射程は50m以下。
一般的な射手が実戦での狙撃で命中を期待できる距離は10mにも満たない。
小さな拳銃の本体や射手の腕を痛める危険性があるため、装薬は総じて少ない。
必然的に運動エネルギーも少なく、防弾チョッキなどで止める事もできる。
また、柔らかい人体に命中した場合でも、1発だけでは確実な致命傷には至らない。
撃たれた犠牲者は激痛のあまり心臓麻痺を引き起こす事もあれば、銃創を全く意にも介さず戦闘を続行する場合もある。
映画などでは「拳銃で撃たれた敵が何メートルも吹き飛ぶ」というような演出が散見されるが、これは事実に反する。
作用・反作用の法則が示唆する通り、そんな威力の銃を撃てば射手にも「人体を吹き飛ばすほどの衝撃」が加わるからだ。
そんな事になれば拳銃はバラバラに砕け、腕の関節は脱臼し、指の骨は粉砕骨折するだろう。
従って、拳銃弾の装薬で生じる衝撃は、射手が鈍器で思い切り殴った時に生じる衝撃よりも弱いものでなければならない。