【計器飛行方式】(けいきひこうほうしき)

Instrument Flight Rules(IFR).
エンジンの始動から、高度や針路の変更など、到着までの全ての行程において目視及び計器を使用し、航空管制官の指示を必要とする飛行方式。

なお、日本国の航空法においては「計器飛行」とはまったく別のものとされていることに注意されたい。

気象条件の悪い計器気象状態?時には、これによって航行する必要があるほか、気象条件の良い有視界気象状態?においても、通常の場合旅客機などの大型機はこれで航行する*1

この方式で飛行する場合、パイロットには「計器飛行証明」という資格が必要*2で、航空機に専用の機器が搭載されている必要がある。

関連:有視界飛行方式? 計器飛行


*1 現代においては、相対速度が2,000km/hを超えることも珍しくなく、目視のみによる警戒には限度がある。
  そのため、ニアミス・空中衝突を防止する観点から本方式を用いて飛行するのである。

*2 ただし、日本国の航空法における「定期運送用操縦士」及び「准定期運送用操縦士」の資格試験には、この資格と同等の内容が含まれているため、前記各資格を取得した者は改めて計器飛行証明を取得する必要はない。

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