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*&ruby(けいきひこうほうしき){【計器飛行方式】};
Instrument Flight Rules. IFR.
[[有視界気象状態]]より気象条件の悪い[[計器飛行状態]]時には、計器飛行方式で航行することが必要となる。~
また、有視界気象状態においても、通常の場合[[旅客機]]などは計器飛行方式で航行する。~
*&ruby(けいきひこうほうしき){【計器飛行方式】}; [#w068883e]
Instrument Flight Rules(IFR).~
~
エンジンスタートから、[[高度]]や[[進路]]の変更など、到着までの全ての行程において[[管制承認]]を必要とする。~
[[航空機]]を運航する際、[[エンジン]]の始動から[[離陸]]・上昇・巡航・下降・[[着陸]]・到着に至るまで総ての行程を計画的に管理する事。~
この[[飛行計画>フライトプラン]]は事前に[[航空交通管制]]に提出され、進捗状況や想定外の事態について必要な時に[[航空管制官]]の指示を受ける必要がある。~
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[[パイロット]]には[[計器飛行証明]]が必要。~
これを「[[計器飛行]]」と称するのは、計器飛行証明((日本国の[[航空法]]では「[[定期運送用操縦士]]」「[[准定期運送用操縦士]]」もしくは「[[事業用操縦士]]」の資格を取得する事で証明されるのが一般的。))を持つ[[パイロット>エビエーター]]でなければ厳格な予定遵守が不可能であるため。~
必然、計器飛行証明を持つ[[パイロット>エビエーター]]が搭乗し、計器飛行に対応した[[計器]]・センサー・通信機器類を搭載している事が必須となる。~
必要な時に[[計器飛行]]を行う事も想定されるが、常に計器飛行を行うわけではない。~
計器飛行方式を採用していない[[航空機]]の存在も想定されるため、物理的に視界不良でない限り常に目視確認が必要とされる。~
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関連:[[有視界飛行方式 ]]
主たる目的は、事前に予期・対策されていなければ防げないトラブルを防止する事にある。~
[[航空機]]同士が[[ニアミス]]・空中衝突を起こすような事態が予期される場合、[[パイロット>エビエーター]]の判断だけで事故を防ぐ事はできない。~
航空機同士の交差では相対速度が2,000km/hを超える事もあるため、事態を目視確認してからでは対処が間に合わない事もある。~
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加えて、行政による[[管制]]、特に[[軍事]]的懸案に関する潔白を証明する意味でも飛行計画の提出は重要である。~
[[空軍]]は身元不明の[[UFO]]を発見したら[[捕捉>拿捕]]・[[撃墜]]を企図し始めるので、自機が何故そこにいるのかを事前に弁明しておく必要がある。~
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こうした事情から、[[旅客機]]など運航上の法的責任が求められる場面では、原則として計器飛行方式での運航が義務付けられている。~
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関連:[[有視界飛行方式]] [[計器飛行]]


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