【軍事衛星】(ぐんじえいせい)

偵察や監視による情報収集や通信など、主に軍事目的で使用される人工衛星である。
この軍事衛星は軌道方式に応じ、大きく分けて「偵察衛星」や「軍事通信衛星」、「軍事気象衛星」、「軍事航法衛星」の4種類に分類される。

中でも偵察衛星は俗に「スパイ衛星」と呼ばれ、他国の軍事施設や軍の動きを探索する。
その偵察衛星の一つになる早期警戒衛星は特定地域上の静止軌道に浮かぶ常時監視可能な静止衛星である。
これによりどこかの国からミサイルが発射されるとミサイルロケットエンジンからでる赤外線を探知する。

また軍事衛星は画像取得方式に応じ、望遠レンズやデジタルカメラで撮影する「光学衛星」とレーダー探査をする「合成開口レーダー衛星」に区分され、前者は撮影するものを鮮明に移すことができるが、天候に左右される。
後者はマイクロ波を使用して、画像を取得するため、あらゆる環境下で活用できる全天候型の軍事衛星である。


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