*&ruby(ぐんろうせんじゅつ){【群狼戦術】}; [#g61eef84]
[[第二次世界大戦]]中にドイツ軍が行った、[[通商破壊戦]]における戦術。~
&ruby(ウルフパック){Wolf Pack}; とも呼ばれる。~
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特定の海域で3〜8隻程度の[[潜水艦]]が巡回し、敵輸送船団を発見した艦が無線で友軍に通報する。~
連絡を受けた他の[[潜水艦]]や、陸上基地から発進した[[攻撃機]]が現場に集合し、互いに協力して船団を攻撃する方式であった。~
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これによって英国への海外領土・植民地からの資源移入は極端に細り、国家経済に壊滅的なダメージがもたらされ、一時は[[降伏]]寸前にまで追い込んだ。~
しかし、戦争初期の群狼戦術は、成功と呼べる程の戦果を上げる事はできていない。~
その原因として、有効な通信手段が無かった事・偵察能力の不足などが上げられ、それらが解消され始めた戦争中期から威力を発揮し始める。~
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やがて、船団護衛に[[駆逐艦]]や[[護衛空母]]((当初は[[MACシップ]]と呼ばれる商船改造の艦が、後には[[アメリカ海軍]]から「ボーグ」級護衛空母が多数（44隻中33隻）貸与された。))が多数配備され、センチメートル波レーダーやヘッジホッグが実用化されると、次第に封じ込まれていった。~
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