【空冷エンジン】(くうれいえんじん)

内燃機関の一種で、放熱板に外気を当てることで冷却し、焼き付きを防ぐ機構を備えたもの。
放熱板を単純に外気に晒す「自然冷却式」と、(エンジンのトルクで回される)送風ファンを接続して積極的にエンジンブロックに外気を送り込む「強制冷却式」とがある。

飛行機に使用した場合、液冷エンジンに比べて大馬力を出すのが容易で、被弾に強いうえ故障も少ない*1が、高々度性能が低く、前面投影面積が大きくなる*2ことが欠点となる。


*1 熱交換器や冷却液の循環機構などが不要となるため。
*2 空気に触れる表面積を増やして冷却効率を高めるため、放熱板をエンジンの周囲に多数取り付けることが多い。

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