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*&ruby(くうていせんしゃ){【空挺戦車】}; [#y608b386]
一般的には、[[輸送機]]に搭載可能な軽量の[[戦闘車両>AFV]]のことをこう呼ぶ。~
戦闘地帯に[[空中投下>空挺降下]]または[[強行着陸>着陸]]によって輸送され、火力が不足しがちな降下直後の[[空挺部隊]]に火力と機甲戦力を与えることが目的である。~
[[空挺部隊]]による運用を想定される[[戦車]]([[AFV]])。~
~
[[空挺部隊]]は、一般に[[輸送機]]に搭載し、空中投下が可能な物資の重量に制限があるため、空挺作戦時に重火器を運用することが困難であった。~
しかし、対峙する敵部隊は一般に重火器を保有していることが考えられるため、[[航空機]]に搭載して輸送できる(自走可能な)重火器が望まれていた。~
設立当初の[[空挺部隊]]が重火器を投下できず、火力不足で敵[[歩兵]]部隊の[[防御]]を突破できなかった問題を端緒とする。~
この問題を踏まえ、[[野戦砲]]レベルの火力を[[空挺降下]]させ、[[空挺部隊]]の[[機動]]に随伴させる事を目的として考案された。~
~
1930年代から各国で研究が始まっていたが、当時の航空機の能力では装甲戦闘車両を空輸することが難しく、実用化は困難を極めた。~
そんな中、英国陸軍は[[第二次世界大戦]]後半、Mk.察屮謄肇蕁璽」[[軽戦車]]と「ハミルカーMk.機[[グライダー>滑空機]]により、装甲戦闘車両の空輸を実現した。~
1930年代から各国で研究が始まっていたが、当時の[[エンジン]]出力は1000[[馬力]]程度が限界で、[[戦車]]の空輸はまだ現実的ではなかった。~
しかし[[第二次世界大戦]]の後半頃には[[エンジン]]技術も向上し、[[軽戦車]]の空挺降下が可能となった。~
~
戦後は[[軽戦車]]が陳腐化したことと([[無反動砲]]・[[対戦車ミサイル]]など)[[歩兵]]が携行できる対戦車火器の発達、あるいは[[ガンシップ]]/[[攻撃ヘリコプター]]の実用化により、装甲戦闘車両を空輸せずとも重火力の発揮が可能になったこともあり、開発は一部を除き行われなくなった。
[[冷戦]]期には[[無反動砲]]・[[対戦車ミサイル]]など[[歩兵]]携行式重火器の発達と、[[攻撃ヘリコプター]]の登場によって陳腐化した。~
[[エンジン]]技術もさらに進歩し、主力の戦闘車両をそのまま空輸可能となったため、[[空挺部隊]]のための専用車両があえて開発される事もなくなっている。

**主な空挺戦車 [#g88b4b46]
-第二次世界大戦中
--イタリア王国
---L3空挺戦車(L3[[豆戦車]]の派生型)
--イギリス
---Mk.察屮謄肇蕁璽」軽戦車
--ソビエト連邦
---[[アントノフ]] A-40「クルィーリヤ・タンカ」(T-60軽戦車にグライダーの機能を追加した空挺戦車、計画中止)
--大日本帝国
---二式軽戦車「ケト」
---特三号戦車「クロ」(開発中止)
--アメリカ
---M22「ローカスト」軽戦車~
~
-第二次世界大戦後
--ソ連/ロシア
---ASU-57
---ASU-85
---[[BMD-1]]
---[[BMD-2]]
---[[BMD-3]]
---[[BMD-4]]
---[[2S25「スプルート-SD」>2S25]]
--フランス
---AMX-13軽戦車([[フランス軍]]では退役、一部の国で使用)
--アメリカ
---M56「スコーピオン」空挺[[対戦車自走砲>戦車駆逐車]]
---[[M551「シェリダン」>M551]]
---M8「AGS(Armored Gun System,装甲砲システム)」(計画中止)
--ドイツ(西ドイツ)
---[[ヴィーゼル]]空挺戦闘車
--中国
---03式空挺[[歩兵戦闘車]](ZBD-03)


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