【空対空ミサイル】(くうたいくうみさいる)

Air to Air Missile (AAM)

航空機航空機撃墜する目的のために設計された誘導弾
ロケットエンジンにより超音速で目標を飛翔・追尾し、至近距離での爆発で被害を与える。
現代の戦闘機にとって最も重要な武装で、機関砲など従来の武装を半ば過去のものとしている。

一時期は機関砲を標準装備しない戦闘機である「ミサイリアー」も出現した。
しかしベトナム戦争などの戦訓で重大な欠陥が指摘され、現代まで戦闘機機関砲を装備し続けている。

終端誘導にはアクティブレーダー誘導、またはセミアクティブレーダー誘導を用いるのが一般的。
短距離用ではジェットエンジンの放熱を捉える赤外線誘導方式も用いられる。

長さに応じて「長対空ミサイル」「中対空ミサイル」「短対空ミサイル」と分類される場合がある。
この場合、『長さ』とは有効射程を指し、ミサイル自体の物理的な長さではない。
ただし、搭載燃料の体積はほぼ射程に比例するため、射程の長いミサイルほど大型化する傾向はある。

参考:ミサイル万能論 最後の有人戦闘機 戦闘機不要論 トップガン AIM-7

主な短射程空対空ミサイル(世代別)

主な中射程空対空ミサイル

主な長射程空対空ミサイル


aam.jpg

AIM-7中距離対空ミサイルを発射したF-15E
Photo: USAF


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