【空軍】(くうぐん)

Air Force.
主に航空優勢制空権)の確保と航空支援を任務とした軍隊
航空機や大型・長射程のミサイルによって制空、(対地・対艦)攻撃、偵察・警戒、支援、兵站輸送などを行う。
第二次世界大戦時までは、まだこうした部隊を陸軍海軍の指揮下に置いている国も多かった*1が、今日ではほぼ全ての国が空軍として独立させている。

それでも陸海軍から航空部隊がなくなったわけではなく、陸軍航空隊はヘリコプターを主体として近接航空支援や偵察・連絡・輸送に特化され、海軍航空隊は艦載機や陸上からの対潜哨戒機救難機を主体とした構成に改変されて生き残っている。

また、第二次世界大戦後には空軍から更に派生する形で「防空軍(戦闘機や大型・長射程の地対空ミサイルによる戦略拠点の防空に特化した軍隊)」「宇宙軍(衛星軌道上での軍事衛星の運用及び敵性人工天体・弾道ミサイルの排除に特化した軍隊)」「戦略ロケット軍(地上発射型弾道ミサイルの運用に特化した軍隊)」などという軍種を編成する国も現れた。


*1 イギリス・ドイツ等は当時から独立させた軍種として運営していた。

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