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*&ruby(くちくせんしゃ){【駆逐戦車】};
敵の車輌を待ち伏せ攻撃で破壊することを主目的とする、[[戦車]]並みの砲を備えた車輌。 機動力を重視して薄い装甲をもつものから、速度を犠牲にして重戦車に匹敵する防護を施したものまで多様。 砲塔の無いものも多く、その場合は車高を低くできると同時に、より大型の砲を搭載することができる。~
敵の車輌を待ち伏せ攻撃で破壊することを主目的とする、[[戦車]]並みの砲を備えた車輌。 [[戦車駆逐車]]とも呼ぶ。~
機動力を重視して薄い装甲をもつものから、速度を犠牲にして重戦車に匹敵する防護を施したものまで多様。 砲塔の無いものも多く、その場合は車高を低くできると同時に、より大型の砲を搭載することができる。~
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[[第二次世界大戦]]で[[ドイツ軍]]が[[突撃砲]]を戦車隊で運用し始めたときに「駆逐戦車(戦車駆逐車)」と呼ばれるようになったのが始まりである。~
この後、[[ヘッツァー]]、[[四号駆逐戦車]]、[[五号駆逐戦車]]などの、突撃砲の装甲の薄さを改善して大口径砲を搭載した、戦車隊向けの本格的な車輌が登場して各地で活躍した。~
[[第二次世界大戦]]で[[ドイツ軍]]が[[突撃砲]]を戦車隊で運用し始めたときに「駆逐戦車」と呼ばれるようになったのが始まりである。~
この後、[[ヘッツァー]]、[[四号駆逐戦車]](ラング)、[[五号駆逐戦車]](ヤクトパンター)などの、突撃砲の装甲の薄さを改善して大口径砲を搭載した、戦車隊向けの本格的な車輌が登場して各地で活躍した。~
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一方、[[アメリカ軍]]では[[M10]]や[[M18]]などの駆逐戦車に匹敵する車輌が対戦車自走砲という名で実戦使用され、[[イギリス軍]]では80t近い重量を持つ[[トータス]]が試作された。~
一方、[[アメリカ軍]]では駆逐戦車に相当する[[M10]]や[[M18]]などが[[対戦車自走砲]]という名で実戦使用された。 中でも大型の砲に換装されたものはドイツの重戦車に対抗できる貴重な存在であった。~
[[イギリス軍]]では80t近い重量を持つ[[トータス]]が試作された。~
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戦後は対戦車ミサイルの発達により、待ち伏せ攻撃に大型の駆逐戦車を使用するメリットがなくなったため、駆逐戦車はほとんど姿を消し、辛うじてスウェーデンの[[Sタンク]]が実用化された程度である。
戦後は対戦車ミサイルの発達により、待ち伏せ攻撃に駆逐戦車を使用するメリットがなくなったため、駆逐戦車はほとんど姿を消し、辛うじてスウェーデンの[[Sタンク]]が実用化された程度である。


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