【近接防御システム】(きんせつぼうぎょしすてむ)

CIWS (Close In Weapon System).

戦闘機対艦ミサイルなどの航空脅威が近接距離まで接近した時に備え、これを撃墜するための防御兵装。
機関砲レーダーと連動させ、探知から射撃までの全てを火器管制装置が自動制御するものが一般的。
また、近年では発達した航空脅威に対抗するため、主武装をミサイルに置き換えたものも登場している。

対航空戦闘における“近接距離”はおおむね1〜15km程度の距離を指す。
これは人間の距離感覚では相当な遠距離だが、航空機・飛翔体なら瞬く間に詰めてしまう距離である。

例えば相対速度マッハ1(秒速340m)で接近するミサイルがあったとする。
これを15km先で発見した場合、対処に費やせる時間は約30秒。
そのミサイル有効射程1500mの機関砲で迎撃する場合、射程に入って1〜2秒で撃墜しなければならない。

各国の主なCIWS

  • アメリカ
  • オランダ
    • ゴールキーパー
  • ソ連/ロシア
    • AK-230?
    • AK-630
    • コールチク/カシュタン(3M87/CADS-N-1)?
    • パラシ/パルマ(3M89)
  • トルコ
    • シーガード/シーゼニス
  • スペイン
    • メロカ
  • イタリア
    • ダルド・システム
  • 中国
    • 730型

*1 Close-In Gun System.

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