【近接信管】(きんせつしんかん)

VT信管とも呼ばれる。 第二次世界大戦中に連合国が高射砲用として実用化した信管。
小型の電波発信機を内蔵しており、その電波を受信することで敵機ともっとも接近した瞬間に自動的に爆発するため、それまで使われていた時限信管と比べると撃墜率の飛躍的な向上につながった。特にマリアナ沖海戦における米軍の日本軍に対しての対空戦闘は、「マリアナの七面鳥撃ち」と言われるほど圧倒的なものだった。
現在でも速射砲榴弾砲などに使用されている。


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