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*&ruby(きんせつこうくうしえん){【近接航空支援】}; [#pef054fc]
Close Air Support ([[CAS]]).~
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事前の[[作戦]]計画ではなく、[[地上部隊>部隊]]や[[前線航空管制官]]からの要請に応じて臨時に行われる[[軍用機の対地攻撃>空爆]]。~
事前の[[作戦]]計画ではなく、[[地上部隊>部隊]]や[[前線航空管制官]]からの要請に応じて臨時に行われる[[軍用機の対地攻撃>爆撃]]。~
[[航空優勢]]が完全であれば[[攻撃ヘリコプター]]、そうでなければ[[マルチロールファイター]]を投入するのが一般的。~
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交戦中の友軍を[[支援]]するのが主な目的であり、[[戦車]]・[[歩兵]]・短距離[[SAM>地対空ミサイル]]などが主な目標となる。((大抵は地上の部隊から攻撃目標の指示が与えられるが、友軍の位置の把握のみ行って、後は航空機側から目標を選んで攻撃することもある。))~
通常の[[空爆]]に比べて対象が小さく、友軍が至近距離にいる事も多いため、精度の高い攻撃が要求される。~
交戦中の友軍を[[支援>航空支援]]するのが主な目的であり、[[戦車]]・[[歩兵]]・短距離[[SAM>地対空ミサイル]]などが主な目標となる。~
目標の選定は[[支援>航空支援]]を要請する側の地上部隊が行う事が多いが、[[エビエーター]]が独自判断で目標を選んで攻撃する事もある。~
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通常の[[空爆]]に比べて対象が小さく、友軍を[[誤射]]する危険性も高いため、正確な状況認識と高精度の兵装が要求される。~
市街戦が主体となる現代の戦争では更にその傾向が強い。~
こうした状況を踏まえ、攻撃手段としては[[誘導爆弾]]、[[機関銃]]([[機関砲]])、[[対レーダーミサイル]]などが主に選択される。~
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軍事史において、近接航空支援が戦術として確立されたのは[[第二次世界大戦]]から。~
地上部隊の支援を意図した空対地攻撃は、[[軍用機]]の黎明期であった[[第一次世界大戦]]時にはすでに行われている。~
ただし、地上部隊と密接に連携するようになったのは[[スツーカ>Ju87]][[急降下爆撃機]]によるドイツの[[電撃戦]]から。
しかし、地上と空中とで緊密な連携を執る事が可能となったのは軍用無線通信の普及後である。~
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関連:[[攻撃機]] [[電撃戦]]

&ref(http://www.masdf.com/altimeter/nellis2005/fly/IMG_4047.jpg,600x400);

(写真は[[エアショー]]での展示飛行。実戦ではこのような超低空ではなく、高度数千mの上空から攻撃を行う)


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