【玉砕】(ぎょくさい)

太平洋戦争当時の日本において、部隊の全滅を意味する言葉。
「全滅」という負の意味を持つ言葉をそのまま用いては、兵士や国民の士気に関わるため、「玉=天皇陛下のために砕け散る」と言う美称に言い換えたものである。

当初「部隊がその地での作戦任務を終え、命令により別の地点へ移動した」こととして「転進」という言葉が使われていたが、連合国軍の反攻が本格化して、戦線の全域で後退を余儀なくされるにつれて、こちらの言葉の方が使用されるようになった。

関連:大本営発表 バンザイアタック


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS