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*&ruby(きおん){【気温】};
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*&ruby(きおん){【気温】}; [#zff09665]
大気の温度。~
単に気温という場合、通常地上の気温を指し、WMO(世界気象機関)の定義によると地表面上1.25〜2.0mの高さを基準とする。~
単に気温という場合、WMO(''W''orld ''M''eteorological ''O''rganization:世界気象機関)の定義による地表面上1.25〜2.0mの高さでの気温を指す。~
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気温を表すには3つの単位がある。
摂氏:水の凍る温度を0、沸騰する温度が100とした値「単位℃(度)」~
華氏:水の凍る温度を32、沸騰する温度が212とした値「単位F(ファーレンハイ)」~
絶対温度:全てのものの熱運動が停止する温度を0とした値。摂氏-273.15。「単位K(ケルビン)」~
温度を表すには主に3つの単位が使用される。

:°C(セルシウス、摂氏)|水の融点を0、沸点を100とする単位系。~
:°F(ファーレンハイト、華氏)|水の融点を32、沸点を212とする単位系。~
:K(ケルビン、絶対温度)|物体の熱運動が停止する''絶対零度''を0、水の融点を273.15とする単位系。摂氏に273.15を加えた値。

> 国際単位は°CないしK。~
しかしアメリカ・イギリスの古典的帝国単位では°Fで表記されることが多く、ヤード・ポンド法の度量衡と併せて混乱の種となっている。

地域、[[高度]]、季節、時間などで変動するが、一般に赤道から遠く、高度が高く、太陽光に乏しいほど低下する傾向にある。~
[[高度]]10,000mの対流圏までは、[[高度]]が100m上がるごとに気温が0.6°C低下すると言われる。~
[[成層圏]]に到達すると、[[高度]]に関係なく-56°C程度に保たれる。~
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地域、[[高度]]、時期、時間などにより変わる。一般に高緯度地域であるほど、[[高高度>高度]]であるほど、夏より冬、昼より夜の方が低い。~
[[高度]]では、10000m(対流圏)までは、[[高度]]が100m上がると0.6℃ずつ下がるといわれる。それ以上の[[高度]](成層圏)では[[高度]]に関係なくほぼ一定の温度(−56℃程度)となる。~
[[軍事]]的側面から見ると、気温の変化は[[士気]]や戦力に大きく影響する。~
寒冷地では免疫が弱体化して病気が蔓延しやすく、凍傷([[塹壕足]]等)等の危険を伴う。防寒具・暖房による[[兵站]]への負担も大きい。~
一方、熱帯地方では食料が腐りやすく、水分を多く消費するし、行軍・戦闘中に熱中症などで倒れる兵士も多い。~
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国際単位は摂氏ないしは絶対温度であるが、アメリカやイギリスなどでは華氏が多い。華氏を摂氏で見てしまうととんでもない値になるので気をつける必要がある。この場合、換算式は摂氏=(華氏-32)/1.8となる。~
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軍事で見ると、気温の変化は[[士気]]や[[戦力]]に大きく影響する。また、それらへの耐性は出身地に大きく依存する。~
気温が大きく下がれば病が発生しやすくなるだけでなく、凍傷等の危険もある。防寒具など兵站への負担も必要になる。~
気温が上がれば、食料品が腐りやすくなるだけでなく水分を多く消費し、熱中症などで倒れる兵士も出てくる。いずれも、兵士の体力を消耗する。
こうした環境への耐性は幼少期の生育環境によって形成されるため、大人になってから訓練で克服するのは困難である。~
そのため、極端な高低温は兵士の体力を大きく消耗する。


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