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*&ruby(きかんじゅう){【機関銃】}; [#yb7e9cd0]
銃弾を持続して連射することを前提に作られた銃。[[機銃]]と略されることも。~
口径20mm未満のものを指すことが多いが、国によって基準が違っていたりするので、一概には言えない。~
[[機関砲]]と比べて1発の威力は小さいものの連射速度と弾道性能に優れる。~
[[口径]]は7.7mm、12.7mm等のものが多い。~
Machine Gun.~
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実戦デビューは1904年の日露戦争。~
その後、[[第一次世界大戦]]で大規模に使用され、それまで行われていた歩兵の集団戦法を無効化し、以後の戦闘において欠かせない武器になった。~
銃弾を持続して連射することを前提に作られた銃。「[[機銃]]」とも。~
[[北大西洋条約機構]]の規格では[[口径]]20mm未満のものを機関銃、それ以上のものは[[機関砲]](Auto Cannon)と分類する(国や時代により分類法が異なる場合がある)。~
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その後さまざまなサイズの機関銃が登場したが、兵士が持ち運びながら使用できる[[軽機関銃]]([[分隊支援火器]])と、陣地、車両、[[航空機]]などに固定して使用される[[重機関銃]]に大別される((細かく分ければ、歩兵小火器としても車両等に搭載する機銃としても運用される中機関銃もある。))。~
小型の軽機関銃は[[自動小銃]]と似た部分もあるが、小銃が弾薬の装填数や銃身の過熱の問題から一時的な連射しかできないのに対し、機関銃は比較的長時間の連射を前提に設計されている点で大きく異なる。~
性能要件として、数百発単位での断続的な射撃に耐える給弾機構と[[砲身命数]]が要求される。~
このため、それらの条件を満たせない[[自動小銃]]・[[短機関銃]]などは定義上の機関銃には含まれない。

>[[砲身命数]]については「[[砲身命数]]の尽きた銃身を戦闘中に交換修理して射撃を再開できる事」をもって達成とみなす事も多い。

初めて実戦で運用されたのは1904年の[[日露戦争]]。~
その後、[[第一次世界大戦]]で大規模に使用され、それまでの軍事[[ドクトリン]]を根底から覆す戦果を挙げた。

>当時の戦争では、[[歩兵]]が大人数で密集した[[横隊>隊形]]を組んで一斉射撃を行う「戦列歩兵」戦術が行われていた。~
この戦列歩兵は[[ライフル]]や[[野戦砲]]の進歩によって危険になっていたが、[[投射弾量]]に優れていたため完全に廃れてはいなかった。~
しかし、単独で歩兵の戦列をなぎ倒せるだけの[[投射弾量]]を誇る機関銃の登場により、戦列歩兵の利点は完全に喪われた。

その後は用途によって多様化されていったが、おおむね軽・中・重の三段階に分類して考えるのが一般的である。~
[[軽機関銃]]([[分隊支援火器]])は兵士が一人で持ち運んで使用する事を念頭に置いて作られる。~
[[重機関銃]]は兵士が戦闘中に持ち運ぶ事が不可能で、[[銃架]]に据え付けるか車輌・[[航空機]]に搭載して用いる。~
中機関銃([[汎用機関銃]])は両者の中間で、軽機関銃では威力が足りず、重機関銃より頻繁に持ち運ぶ必要がある局面で用いられる。~
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関連:[[ガン]] [[同調装置]]~
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関連:[[ガン]] [[同軸機銃]] [[バースト]]

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Photo: JGSDF
Photo: [[JGSDF>陸上自衛隊]]


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