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*&ruby(きかいか){【機械化】}; [#lb3d1169]
[[歩兵]][[部隊]]に自動車を配備し、兵士がそれに搭乗して[[機動]]できるようにする事。~
これにより、徒歩や[[鉄道]]での移動に比して格段の移動速度と柔軟性を得ることができる。~
[[師団]]・旅団など戦略単位で一括して配備する事が多く((一つの作戦に関与する全員が一度に搭乗できなければ配備する意味がないため。[[歩兵]]は原則として1個[[師団]]に満たない規模では活動しない。))、「機械化[[師団]](旅団)」と表現される事が多い。~

[[第二次世界大戦]]においてドイツ軍が[[歩兵]]を[[戦車]]に追随させるためにトラックを用意した事を起源とする。~
これにより、徒歩・[[騎馬>軍馬]]・馬車よりも格段に早く、[[鉄道]]よりも柔軟に移動することができる。~
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実際の[[機動]]では最も遅いものに合わせて[[展開]]するため、徒歩で取り残される者がいないよう[[部隊]]全体に配備するのが一般的。~
[[師団]]・[[旅団]]単位で配備され、「機械化[[師団]]」「機械化[[旅団]]」と表現される事が多い。~
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[[第二次世界大戦]]において、ドイツ軍が[[歩兵]]を[[戦車]]に追随させるためにトラックを用意した事を起源とする。~
この時代の機械化は特に「自動車化([[モータリゼーション>モーター]])」と呼んで区別する場合もある。~
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それから時が経った現代では大いに推進され、単に部隊に自動車を配備することは当たり前になってきている。~
このため、現代で「機械化」と呼ぶ場合には[[歩兵戦闘車]]・[[装甲兵員輸送車]]など[[装甲]]化された車両の配備を指す事が多い。~
トラックや乗用車は[[迫撃砲]]や[[機関銃]]によって撃破可能なため、[[制圧射撃]]下では車を捨てて徒歩に戻る必要が生じる。~
一方、[[装甲]]化された車両は歩兵レベルの火力には拘束されず、[[制圧射撃]]下でも[[機動力]]と柔軟性を維持できる。
>とはいえ、別に[[制圧射撃]]を無視して行動するわけではない。[[成形炸薬弾]]が飛んでくる可能性は常に念頭に置かれる。~
ただ、乗員達が車を捨てて散開し物陰に隠れるより、[[装甲]]を頼りに素早く走りぬけた方が安全なのだ。

現代では大いに推進され、単に自動車を配備することは当たり前になってきている。~
このため、現代で「機械化」と呼ぶ場合には[[IFV]]([[歩兵戦闘車]])や[[APC]](装甲兵員輸送車)などの装甲車両の配備を指す場合が多い。((これらの車両を配備する事によって、[[歩兵]]を[[間接砲撃]]や[[機関銃]]などから守る事ができる。))


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