【格安航空券】(かくやすこうくうけん)

航空券の(運賃形態からみた)種類の一種で、通常の運賃よりも割り引いた価格で顧客に発行されるものの通称。
航空会社が直接販売する「正規割引運賃」のものと、旅行代理業者がパックツアー用の特別運賃を適用して販売するものとがあるが、特に「格安〜」と呼ぶのは後者のものをさすことが多い。

後者は本来、宿泊や地上運送までを含めた旅行商品を作成する時にのみ適用される運賃であるが、旅行代理業者が航空券部分を分解した形で個人顧客に販売しているものであり、航空会社も搭乗率を上げるため黙認しているのが実情である。

一般の航空券(普通運賃を適用するもの)に比べて、以下のような制約がある。

  • 往復の利用便を予約してから購入しなければならない。*1
  • 旅程変更・ストップオーバー*2・オープンジョーなどが制限される。

更に、安いチケットの場合は直行便でなく乗継便を利用するように指定されるケースもあり、直行便よりも時間がかかったり、乗継の時間が非常に長くなることもあるという。


*1 片道のみで利用を放棄した場合、ペナルティが課せられるケースもある。
*2 目的地以外の都市に24時間以上滞在すること。途中降機。

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