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【格安航空会社】 †
Low Cost Carrier(LCC).
旅客機を運航する航空会社の一形態で、同業他社より大きく引き下げた航空運賃で座席を提供し、乗客を運送する事業体。
安い運賃*1で経営を成り立たせるため、従来の航空会社が旅客機の運航で必要としてきた諸経費を可能な限り節減しているのが特徴である。
顧客層としては、観光・帰省旅行の個人客*2や経費に敏感な中小企業の社用客などが主体であり*3、主として国内線で、特急列車や高速バスなどと競合関係に立っている。
誕生当初は欧州〜北米などの長距離国際線に就航させた企業もあったが、既存の航空会社との競争で劣位に立たされてしまい、主流ではなくなっている。
コスト節減法 †
低運賃で経営を成立させるためになされる「経費節減」の方法としては以下のようなものがある。
- 自社フリートの構成を可能な限り1〜2機種程度に統一。
「できるだけ同一モデルの機体を一社に大量発注する*4」、あるいは「リース会社を介してそこから長期リースという体裁をとる」ことでコストを減らす。 - 既存の会社が乗り入れて混雑している大規模な空港ではなく、その周辺の中小空港に乗り入れる。
- 空港の施設使用料を抑える。
「ボーディングブリッジを備えたエプロンを使わずに沖止めを行う」「設備を簡素化した専用ターミナルを使用する」「多頻度運航により駐機料を減らす」など。 - グランドハンドリングのコスト節減。
「機内清掃にパイロットやフライトアテンダントも参加」「整備業務を外注」など。 - 社員の人件費削減。
「パイロットを中途採用でまかなう」「フライトアテンダントの訓練を有償化(もしくは訓練期間中の給与を払わない)」などで養成コストを減らしたり、「制服や備品を有償配布」「チェックインカウンターの開設時間を限定*5」「社員向け航空券を配布しない」などで給与・待遇にかかるコストを抑える*6。 - 機内サービスの簡略化。
「機内食やドリンクを別料金にする」「座席に備え付けの機内誌や音楽サービスを実施しない」「座席クラスをエコノミーに一本化」「座席指定を止めて定員制自由席にする」など。
使用される主な機材 †
主として、客席数100内外の小型機を採用して多頻度運航をすることが多い。
- ボーイング737
- エアバスA318/319/320/321
- エンブラエル170シリーズ
- ボンバルディアCRJ
- デ・ハビランド・カナダDHC-8
- ATR42/72
*1 既存航空会社の格安航空券よりも安くされていることが多い。
*2 若年層や移民など、可処分所得の比較的低い層が主流。
*3 この点は、大手企業の社用旅行や(旅行代理店と提携した)団体旅行者を主たる顧客とする既存の航空会社と好対照になっている。
*4 バリエーションがあったとしても、同一モデルの胴体延長/短縮型程度にとどめることが多い。
*5 スタッフは搭乗手続の行われる時間にのみ配置され、それ以外の時間は閉鎖される。
*6 その分、ストックオプションを与えることなどで社員の士気を維持するケースが多い。