【海兵隊】(かいへいたい)

Marine(Corps)/Landing party.

海岸や港湾への浸透橋頭堡確保・在外公館の警備・国外在留民の保護などを任務とする部隊
実際の戦闘は基本的に陸上で行うが、海路での展開を想定して揚陸艦などの艦艇も保有する。

特定の海兵隊組織を指す場合、各国の制度・名称に応じて「海軍陸戦隊」「海軍歩兵」などと訳す場合もある。

古くは拿捕に際して船上で白兵戦を行う歩兵を起源とし、多くは船員を兼ねていた。
また、平時には徴用水夫や船漕ぎ奴隷を監視する憲兵を兼ねた他、植民地における暴動の対処にも動員された。

時代の変遷と共に制度が多様化したため、現代の「海兵隊」に国際的な定義はない。
歴史的経緯から、現在でも海軍の所属としている国が多い。
一方、兵站上の利便性を優先し、実際に必要な物資・技術を保有する陸軍の所属と定める国家もある。
あるいは独立した統合軍親衛隊として再編した国家もある。

関連:SEALs アメリカ海兵隊


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