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*&ruby(かでなくうぐんきち){【嘉手納空軍基地】}; [#i0dc2963]
[[U.S Air Force>アメリカ空軍]] Kadena Air Base.~
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沖縄県&ruby(なかがみ){中頭};郡嘉手納町、&ruby(ちゃたん){北谷};町及び沖縄市にまたがって所在する[[アメリカ空軍]]の航空基地。~
様々な呼び名があるが、公的資料では「嘉手納飛行場」と呼称されている。~
敷地の総面積は約19.95km²もあり、日本最大の商用[[空港]]である[[羽田空港>東京国際空港]]の約2倍にも及ぶ((東京都品川区の面積にほぼ匹敵する。))。~
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本基地は3.7kmの[[滑走路]]を2本有し、[[軍用機]]が200機近く常駐する、極東最大の空軍基地でもある。~
基地内の居住地区には基地司令部や兵舎・通信施設のほか、家族住宅、病院、幼稚園、小・中・高等学校、図書館、映画館などの娯楽施設が設置されており、およそ20,000人の軍人・軍属とその家族が基地内に居住している。~
~
当初は[[日本軍]]の「中飛行場」として建設されたが、[[太平洋戦争]]([[大東亜戦争]])末期の1945年、沖縄戦で上陸してきた[[アメリカ軍]]によって占領され、「嘉手納飛行場」として使用が開始された。~

Kadena Air Base
**空港情報 [#p6b6597a]
|種別|軍用|
|[[滑走路]]|3,688m×91m(05L/23R)&br;3,688m×61m(05R/23L)|
|3レターコード|DNA|
|4レターコード|RODL|
|[[ILS>計器着陸装置]]|不明|
|設置・管理者|[[アメリカ空軍]]|

沖縄県にある[[アメリカ空軍]]の基地で、様々な呼び名があるが、公的資料では「嘉手納飛行場」と呼称されている。
総面積は約19.95km²あり、&ruby(なかがみ){中頭};郡嘉手納町、沖縄市、中頭郡&ruby(ちゃたん){北谷};町にまたいでいる。~
この面積は日本最大の[[空港]]である、[[羽田空港>東京国際空港]]の約2倍ある。~
本基地は3.7kmの[[滑走路]]を2本有し、軍用機が200機近く常駐しているため、極東最大の空軍基地となっている。~
基地内の居住地区には基地司令部や兵舎、通信施設のほか、家族住宅、病院、幼稚園、小・中・高等学校、図書館、映画館などの娯楽施設が設置されており、およそ20,000人の軍人・軍属とその家族が基地内に居住している。

かつては[[日本軍]]の「中飛行場」だったが、[[沖縄戦]]で上陸してきた[[アメリカ軍]]によって[[占領]]され、「嘉手納飛行場」として使用が開始される。~

**所在部隊 [#f568b398]
-第18航空団~
[[アメリカ空軍]]の単一の戦闘航空団では最大規模。~
補助航空団とあわせて「チーム・カデナ」という部隊は世界トップクラスの戦闘航空団。~
[[F-15C/D>F-15]]戦闘機や[[KC-135]]、[[E-3]]などを保有し、[[在日アメリカ空軍>在日アメリカ軍]]の主力部隊。
[[アメリカ空軍]]の単一の[[戦闘航空団>航空団]]では最大規模。~
補助航空団とあわせて「チーム・カデナ」とよばれ、世界トップクラスの規模と戦力を誇る戦闘航空団として知られている。~
-第353特殊戦航空群~
[[空軍特殊作戦軍団]]に所属し、3つの飛行隊、1つのメンテナンス隊、1つの特殊戦術隊と1つの作戦補助隊の6つの部隊からなる。~
[[空軍特殊作戦軍団]]に所属し、3つの[[飛行隊>スコードロン]]、1つのメンテナンス隊、1つの特殊戦術隊と1つの作戦補助隊の6つの部隊からなる。~
[[MC-130H/P>C-130]]を保有している。
-第733航空輸送隊~
嘉手納基地の人員と貨物の航空輸送を担当する部隊で、320人以上の要員で構成されている。
-第82偵察隊~
太平洋地域での偵察任務を行う。~
[[アメリカ太平洋軍]]によって重要な部隊で、偵察で得られた情報は本国の[[国防総省>アメリカ国防総省]]や他の政府機関に活用される。
太平洋地域での[[偵察]]を行う。~
[[アメリカインド太平洋軍]]にとって重要な部隊で、情報は本国の[[国防総省>アメリカ国防総省]]や他の政府機関においても活用される。~
[[RC-135U/V/W>RC-135]]、[[WC-135>KC-135]]を保有している。~
-第390情報隊~
空軍情報局の所属し、情報活動や保安活動を行う。
空軍情報局に属し、情報活動や保安活動を行う。

**騒音問題 [#vf422509]
軍用機などの離着陸時の飛行コースは民間の地域の上空を通るため、その地域の住民は耐え難い爆音の被害を受けている。~
'96年には日米の両政府が「航空機騒音規制措置」を合意し、午後10時から午前6時までの飛行、地上活動の制限が定められているが、[[アメリカ軍]]の運用上での必要があれば除外できるため、具体的な解決にはなっていない。
本基地に離発着する[[軍用機]]などの飛行コースは、民間人居住地域の上空をまともに通るため、基地近辺の住民は、耐え難い騒音被害に晒されている。~
そこで1996年、日米両政府が「航空機騒音規制措置」を合意し、午後10時から午前6時までの飛行、地上活動の制限が定められたが、[[アメリカ軍]]の運用上、必要があればこの規定は除外できるようになっているため、具体的な解決にはなっていない。~
現在、この爆音の低減を要求する訴訟も提起されている。~


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