【仮想敵国】(かそうてきこく)

軍事研究における「他国」の同義語。
わけても「自国と通商路を共有している」「何らかの外交問題が発生している」「地理的に近い場所にある」国のことを指すケースが多い。

軍事研究上、敵対する可能性が高い(「仮想」の「敵」である)事を前提として研究される対象であり、兵器の開発や部隊の訓練などは、仮想敵国を意識した形となっている。
「可能性がある」からこそ、外交的努力によって可能な限り衝突を避けるか、不可避であっても即時開戦を避けるべき対象であり、実際に戦争に突入した敵国の事は指さない。*1


*1 そうなれば、もはや「仮想」の敵ではなくなってしまう。

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