【下地島空港】(しもじしまくうこう)

沖縄県宮古島市の下地島に所在する地方管理空港
日本で唯一の民間航空操縦士訓練用空港として、1979年に開港した。

開港当時から訓練用として設計されていた為、滑走路の両端にILSが設置されている、日本でトップクラスの地上設備を備えている空港である*1
1994年までは那覇〜下地島間に民間定期便*2が就航していたが、乗客数が少ないために廃止されてしまった。

その後、2019年3月に新ターミナルが開業し、ジェットスター・ジャパン社が成田空港関西国際空港からの、香港エクスプレスが香港からの定期便を開設した。

かつては日本航空全日空が訓練を行っていたが*3、現在は国内航空各社*4や官公庁*5、キャセイ・パシフィック航空*6が訓練用飛行場として用いている。
島に行く場合は、宮古島から船便を使って行く必要があるが、民間旅客機のタッチ・アンド・ゴーが見物できるほか、機体が着陸進入時に珊瑚礁と絡める構図を取りやすいので、撮影目的で訪れる人も少なくない。

shimojishima.jpg

Photo:沖縄県

空港情報

種別地方管理空港(旧第三種
滑走路3,000m×60m(17/35)
3レターコードSHI
4レターコードRORS
ILSあり(ランウェイ17・35)
設置・管理者沖縄県


就航路線

国内線
航空会社就航地
日本航空
(JAL)*7*8
成田空港関西国際空港
国際線
就航会社就航地
香港エクスプレス航空
(HKE)
香港国際空港



*1 東京国際空港をはじめとする国内の空港のほとんどは、滑走路の片側にしかILSが置かれていない。
*2 南西航空(現在の日本トランスオーシャン航空(JTA))が運航していた。
*3 同空港からの撤退後、日本航空はグアム国際空港を、全日本空輸は中部国際空港を訓練に用いている。
*4 バニラ・エア?、JTA、ソラシドエアAIRDO、琉球エアーコミューター(RAC)が訓練を行っている。
*5 海上保安庁や国土交通省航空局。
*6 系列のキャセイドラゴン航空の訓練も予定している。
*7 ジェットスター・ジャパン(JJP)とのコードシェア便。
*8 国際線との乗り継ぎのみ。

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