沿岸警備隊のバックアップ(No.3) - 航空軍事用語辞典＋＋

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【沿岸警備隊】(えんがんけいびたい) †

Coast Guard.

主として海上（特に自国の排他的経済水域内）において司法警察?・警備活動・捜索救難活動などに従事する組織。
（日本の海上保安庁やアメリカ沿岸警備隊などのように）独立した組織として置かれる国*1もあれば、軍隊（海軍や警察軍・国家憲兵など）の隷下に置かれる国もある。

国によっては独立した「沿岸警備隊」を置かず、それらの業務を海軍自らが行うとする国もある。

関連：海上保安庁　アメリカ沿岸警備隊

主な業務 †

国により細かな差異はあるが、沿岸警備隊の主な業務は次のようなものがある。

航行中の船舶内で起きた犯罪の捜査及び被疑者の拘束
海上における防犯活動
漁船の違法操業、密貿易、違法出入国、海賊行為などへの対処
領海・排他的経済水域・重要港湾・船舶の警備
海上において起きた事故への対処（事故船舶・航空機及びその乗員・乗客の捜索救難、火災の消火、流出した海洋汚染物質の除去）
海洋調査（海流・海底地形などの科学的調査及び観測活動）
海上交通業務（海図の作成、灯台、航路標識、その他航法支援施設の設置・運営）

*1 そうした国であっても、任務の一部が海軍と重複することから、密接な連携が図られるのが普通。