*&ruby(いちえねるぎー){【位置エネルギー】}; [#e156ac0a] 物体が落下する際に発生する[[重力加速度>G]]のエネルギー。~ 運動エネルギーの一種であるため、単位として[[ジュール]]([J])を用いる。~ 転じて、[[航空機]]が飛んでいる[[高度]]を指す。~ [[航空機]]は高度を上昇させる際、単に速度を維持する以上の[[燃料]]を消費する。~ また、落下する事によって[[エンジン]]の出力とは別に加速力を得る事ができる。~ つまり、航空機の[[高度]]は速度と相互変換する事が可能なエネルギーの一種とみなす事ができる。 戦闘では、敵機よりも高高度に位置していれば有利な[[機動]]を行える。~ また、同一の[[火器>ガン]]や[[ミサイル]]であっても、高高度から発射すればより遠くまで届く。~ 関連:[[ズーム上昇]] **物理学的な概略 [#ya67e163] 空気抵抗などを想定しない場合、位置エネルギーの量は「E=mgh」の公式で割り出せる。~ また、[[速度エネルギー]]への変換式は「mgh = mv^2/2」で表せる。~ これを力学的エネルギー保存則という。 >E = 位置エネルギー([J])~ m = 質量([kg])~ g = [[重力加速度>G]]([m/s^2])~ h = 対地高度([m])~ mv = 速度エネルギー([m/s]) 例えば、時速950kmで巡航する[[航空機]]の[[速度エネルギー]]は、対地高度3500mに換算できる。