【伊丹空港】(いたみくうこう)

大阪府豊中市・池田市と兵庫県伊丹市をまたぐ拠点空港(旧第一種空港)。
正式名称は大阪国際空港

1994年に関西国際空港が開港するまでの間、国内・国際線を問わず多くの航空便が就航していた関西圏を代表する大空港であった。
現在では関西国際空港に国際線を移行し、国内線専用空港として生まれ変わっている。

国内線専用となってからは、国際線分のスポットスロットが国内線に振り替えられて便数が充実し、大阪と地方都市間を結ぶコミューター路線のプロペラ機から幹線区間の大型機まで飛来するバラエティに富んだ空港になった。

しかし大阪市内から15kmという近距離にあり、周辺も大阪市の衛星都市として高度に開発されているため騒音問題に揺れる空港でもあり、航空機の発着は午後9時までと厳しく制限されている。

そもそも、関西国際空港が計画された最大の理由は、これによって乗り入れ可能な便数の増加に限界があることが指摘されたためであり、当初の計画では関空の開港後、閉鎖する方針だったが、後にこの方針は撤回されている。
しかし、2006年に神戸空港が開港したことで再度、その存廃が論議の場に上がるようになっている。

また、近年ではこのことを理由に乗り入れ可能な機種が制限されるようになり、現在は「3発以上のジェット機は乗り入れ禁止」となっている。*1


*1 ただし、整備のための着陸や悪天候によるダイバート(代替着陸)は例外的に認められている。

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