【ロスシー】(ろすしー)

F107 Rothesay class frigate
イギリス海軍が運用していたフリゲート艦。
ロスシーとは1番艦の艦名からで、艦型では12M型とも呼ばれる。
ホイットビィ級(12型)の派生型として開発された。

設計面ではホイットビィ級を踏襲しつつ、より発展した兵器テクノロジーに対応できるように開発された。
兵装についてはホイットビィ級と同じ構成だったが、1960年代後半から1970年代前半にかけて全面的な改修を受け、GWS-20「シー・キャット」個艦防空ミサイルが搭載され、艦載機としてウェストランド・ワスプが搭載された。
1960年から1961年にかけて9隻が就役し、ホイットビィ級と同じく1985年までに運用を終了した。
なお、南アフリカ海軍やオーストラリア海軍向けにも建造されていた。

スペックデータ

排水量基準/満載2,380t/2,800t
全長112.8m
全幅12.5m
喫水5.2m
機関バブコック&ウィルコックス缶×2基
イングリッシュ・エレクトリック 蒸気タービン×2基 2軸推進
機関出力30,000shp
速力30kt
航続距離4,200海里(12kt)
乗員152名(後に225名)
武装Mk.6 114mm連装砲×1基
ボフォースMk.2 40mm連装機関砲×1基(後にボフォースMk.7 40mm単装機関砲×1基に換装。)
Mk.10 リンボー対潜迫撃砲×2基
533mm連装対潜魚雷発射管×12基(未搭載または撤去)
レーダータイプ293Q目標指示レーダー(後にタイプ993)
タイプ277Q高度測定レーダー
タイプ275火器管制レーダーMk6M
タイプ262火器管制レーダーSTAAG
タイプ974航海用レーダー
タイプ1010 Cossor IFF
ソナータイプ174(捜索)
タイプ162(目標識別)
タイプ170(攻撃)


同型艦

艦番号艦名主造船所起工就役退役
F107ロスシー
(HMS Rothesay)
ヤーロウ1956.11.61960.4.231988.3
F101ヤーマス
(HMS Yarmoth)
ジョン・ブラウン1957.11.291960.3.261986.4.30
F108ロンドンデリー
(HMS Londonderry)
J・サミュエル・ホワイト1956.11.151961.10.181989.
F129リール
(HMS Rhyl)
HMドックヤード1958.1.291960.10.311985.
F126プリマス
(HMS Plymoth)
HMドックヤード1958.7.11961.5.111988.4.28
F115バーウィック
(HMS Berwick)
ハーランド&ウルフ1958.6.161961.6.11986.
F113ファルマス
(HMS Falmoth)
スワン・ハンター1957.11.231961.7.251989.
F103ローストフト
(HMS Lowestoft)
アレックス・スティーブン1958.6.91961.9.261986.6.8
(海没処分)
F106ブリントン
(Brighton)
ヤーロウ1957.7.231961.9.281985.


  • 南アフリカ海軍向け(プレジデント級)
    艦番号艦名主造船所起工進水就役退役
    F145プレジデント・プレトリウスヤーロウ1962.9.281985.
    F147プレジデント・スタインアレックス・スティーブン1961.11.231984.
    F150プレジデント・クルーガーヤーロウ1962.10.31982.


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS