*&ruby(れんじゃー){【レンジャー】}; [#bff588d8]
ranger~

+国境警備隊や森林警備隊などにおける隊員のこと。~
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+消防などの組織で、救助を専門におこなうため特別に編成された部隊、およびその隊員。~
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+陸軍などにおいて、奇襲や後方撹乱などを主任務とする[[特殊部隊]]。~
任務の性質上、[[空挺降下]]の技能を身につけていることが一般的である。~
[[アメリカ軍]]のレンジャーは長い歴史を持つが、現在はジョージア州フォート・ベニングの[[第75レンジャー連隊]]に集約され、緊急の大規模作戦や、他の[[特殊部隊]]を支援する任務などに備える((3大隊のうち一つは命令から72時間以内に出撃できる態勢を整えている。))。~
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+[[陸上自衛隊]]における技能資格。基本訓練の修了後に希望すれば訓練を受ける事ができる。~
有資格者はその前歴に応じ、[[普通科]]隊員の曹士レンジャー、[[第1空挺団]]が擁する空挺レンジャー、幹部候補生がレンジャーを率いるために受講する幹部レンジャーに大別される。~
訓練中の殉職や[[戦争神経症]]による退役も想定される過酷な訓練過程で知られ、有資格者は一般隊員から尊敬の対象となる。~
敵中孤立など絶望的な状況からの生還を期待して認定するもので、求められる要諦はおおむね以下の通り。~
--一般隊員よりも''極めて過酷な''体力・気力・精神力の錬成
--爆破工作
--[[狙撃]]
--徒手格闘
--隠密行動および敵中潜伏
--無線通信技術および手信号
--[[障害システム]]の設置
--[[ラペリング]]
--水路での敵地潜入を目的とするボート操縦技術
--装備一式を身に付けたままでの水泳
--森林戦・山岳戦・雪中戦・市街戦および夜戦への対応
--野外で孤立した状況での長期生存術
--尋問への対処法
--[[民間協力者>第五列]]を得るための交渉術
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+CC-4 USS Ranger~
アメリカ海軍が[[第一次世界大戦]]後の1910年代、「三年計画(ダニエルズ・プラン)」に基づき計画・建造した「[[レキシントン]]」級[[巡洋戦艦]]の4番艦。~
1923年の[[ワシントン海軍軍縮条約]]発効により建造途中で工事中止となり、解体された。~
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+CV-4 USS Ranger~
アメリカ海軍において、当初から[[正規空母]]として建造された最初の[[航空母艦]]。~
しかし[[基準排水量]]が14,500トンしかなく、[[飛行甲板]]の左右に並ぶ起倒式煙突も不便であったことから、必ずしも満足のゆく出来ではなかった。~
このため同型艦の建造計画はすべてキャンセルされ、アメリカの主力[[空母]]は[[ヨークタウン]]級の登場を待つこととなる。~
[[第二次世界大戦]]では主に大西洋方面で活躍し、カサブランカ上陸作戦やノルウェー沖での哨戒活動に従事した。~
1931年起工、1934年就役、1944年に訓練空母へ転換、1946年退役。~
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【スペックデータ】~
|[[排水量]]&br;([[基準>基準排水量]]/[[満載>満載排水量]])|14,500t/17,577t|
|全長|233.4m|
|艦幅|24.4m|
|全幅|33.4m|
|吃水|6.7m|
|主缶|バブコック・ウィルコックス罐・重油焚×2基|
|主機|カーチス式高圧蒸気タービン及びパーソンズ式低圧蒸気タービン×2基(出力53,500shp)2軸推進|
|最大速度|29.25ノット|
|[[航続距離]]|7,000浬/15kt|
|乗員|士官、兵員1,788名|
|兵装|25口径5インチ(130mm)単装砲×8基、[[ブローニングM2 12.7mm機関銃>ブローニングM2]]×40基|
|搭載機|86機(最大)|
|設備|[[エレベーター]]×3基、[[カタパルト]]×3基|
|[[レーダー]]|CXAM-1レーダー|
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【同型艦】~
,艦番号,艦名,主造船所,起工,進水,就役,退役,その後
,CV-4,レンジャー&br;(USS Ranger),ニューポート&br;・ニューズ,1931.9.26,1933.2.25,1934.6.4,1946.10.18,1947.1.28&br;スクラップとして売却
~
+CVA-61(後にCV-61) USS Ranger~
アメリカ海軍の[[フォレスタル]]級[[航空母艦]]3番艦。~
1954年起工、1957年就役、1993年退役。~
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+ベル社製の[[ヘリコプター]]、ベル206「[[ジェットレンジャー>OH-58]]」シリーズの非公式愛称。

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