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*&ruby(れしぷろえんじん){【レシプロエンジン】}; [#s804b3ca]
Reciprocating engine~
往復内燃機関の一種。~
[[燃料]](ガソリン、軽油等)の爆発エネルギーをピストンの往復運動(reciprocating)に変換し、それをさらに回転運動に変換して動力とする[[エンジン]]。~
ピストンエンジンと同義。~
Reciprocating engine.~
~
気化したガソリンと空気の混合ガスに、スパークプラグから飛ばした電気火花で点火するガソリンエンジンと、軽油や重油を高温・高圧の圧縮空気内に噴射して自然発火させる[[ディーゼルエンジン]]に大別される。~
これらは車輌や艦船の動力源として広く用いられている。~
[[エンジン]]の基本原理のひとつ。~
[[燃料]]の燃焼で生じた圧力を往復運動(reciprocating)として取り出した後、[[回転>トルク]]に変換して利用するもの。~
往復運動を「ピストン」という部品で実現しているため「ピストンエンジン」とも呼ばれる。~
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気体燃料を用いるガスエンジンも存在し、燃料代の安さからタクシーなどの一部車輌や発電設備などに用いられるが、燃料タンクが大きく、また引火性が非常に高いという問題があり、兵器に用いられることはほとんどない。~
熱源については全く限定されず、実際、[[外燃機関]]でも[[内燃機関]]でも実現可能である。~
現代の文脈では、[[内燃機関]]が[[ガスタービン]]でない事を明示する意図で使われる事が多い。~
~
[[航空機]]用[[エンジン]]としてはガソリンエンジンが広く使われていたが、現在では推力重量比に優れた[[タービンエンジン]]に需要を奪われている。~
しかし燃費がよく整備も容易であることから、小型[[航空機]]では現在でもガソリンエンジンが使われる事が多い。~
[[タービンブレード]]などで直接に回転運動として取り出す場合に比べ、出力や燃費はやや落ちる。~
ピストンの往復を[[トルク]]に変換する、という余計なプロセスでの[[摩擦]]が不可避なためである。~
しかし一方、熱圧力の負荷を分散させやすく、製品寿命や安定性に優れる。~
~
関連:[[ジェットエンジン]] [[ロータリーエンジン]] [[空冷エンジン]] [[液冷エンジン]]
関連:[[ジェットエンジン]] [[ヴァンケルエンジン]] [[空冷エンジン]] [[液冷エンジン]]


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