【リモートウェポンシステム】(りもーとうぇぽんしすてむ)

Remote Weapon System (RWS)

重機関銃などの火器を射手が直接扱うのではなく、遠隔操作で射撃できるようにしたもの。
RCWS(Remote Controlled Weapon System/Station)やOWS(Overhead Weapon Station)とも呼ばれる。

火器を据えられた銃架にTVカメラ式の照準器*1とアクチュエーターが備えられており、射手は装甲されたキャビン等に据えられたコンソールから照準・射撃の操作ができる。

射手が体を晒さずに射撃体勢がとれるため、敵の奇襲に備えた自衛用途に適しており、艦艇APCなどに採用されている。

戦車には同様の役割を果たす同軸機銃が普及しているため、RWSの採用例は少ない。
また視界がTVカメラの画角や感度・解像度等に制限されるため、索敵用途には適さない。

http://www4.plala.or.jp/klesa108/diary/20080802/mk38_.jpg http://www4.plala.or.jp/klesa108/diary/20080802/console_.jpg
(巡洋艦カウペンスのMk.38 mod.2 RWSと射撃コンソール)


*1 夜間でも使用できるよう赤外線暗視装置を備えたものが多い。

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