【リボルバーカノン】(りぼるばーかのん)

revolver cannon
機関砲の一種で、薬室が回転式拳銃のように複数のシリンダーを束ねた形状になっているもの。
第二次世界大戦末期にマウザー社が開発したMG213が始祖といわれる。

回転式拳銃と異なるのは、回転を発射ガスによっておこなうことと、弾帯からシリンダーに対して連続的に給弾することである。
この仕組みにより、遊底を前後させる通常の機関砲に比べて、格段に速い連射が可能となっている。
連射能力はガトリングガンに劣るものの、同口径のそれに比べて小型軽量という利点がある。このため多くの戦闘機攻撃機などに装備された。

ただし発射ガスで駆動しているため、不発弾などがあった場合には別途それを取り除く必要があり、特に戦闘機ではそれが致命的な欠点と考えられた。
このため米軍機の機関砲ガトリングガンチェーンガンへと移行していった。欧州では現在でも、小型軽量さを重視して採用する機種が多い。

代表的なものに、M39?DEFA?ADEN?BK27などがある。


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