【リスクシェアリングパートナー】(りすくしぇありんぐぱーとなー)

Risk Shareing Partner(RSP).
航空機タービンエンジンなど、莫大な開発費を必要とする機械の製造・設計にあたり、開発費やマネージメントのリスクを一部分担し、共同開発に参画する企業、または契約形態のこと。

この方式を採用すると、主体となる企業は(一社でまかなうことの難しい)開発資金をサプライヤーとなる企業に一部分担してもらうことができる。
一方でリスクを負担するサプライヤーは、下請けとは違って失敗のリスクをも負うため、その割合に応じた作業分担による仕事を得る。

例えば、ボーイング社製の中型旅客機B787の開発プロジェクトでは、リスクシェアリングパートナーとして開発費と作業分担の35%を日本企業*1が負っていた。
これは、主生産企業となるボーイングの負担分と同率となっている。


*1 三菱重工業川崎重工業富士重工業及び東レが参加した。

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS