• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*&ruby(りああすぺくとはっしゃのうりょく){【リアアスペクト発射能力】}; [#yccfdcd5]
rear-aspect capability~
[[赤外線誘導]]の[[空対空ミサイル]]・[[地対空ミサイル]]における、ジェット排気に熱せられた機体部分の[[赤外線]]を[[ロックオン]]し、目標の後方からのみ攻撃可能な能力。~
~
[[AA-2]]「アトール」や[[AIM-9]]「サイドワインダー」の初期型など、旧式の[[赤外線誘導]]ミサイルにおける目標捕捉・発射能力はこの程度だが、現在では[[オールアスペクト発射能力]]を持つものが主流である。

[[赤外線誘導]]のうち、識別能力の低い旧世代のシステムを指す言葉。~
[[戦闘機]]を標的とした時、&ruby(リア){背後};のジェットエンジン排気口しか識別できなかった事に由来する。

[[空対空ミサイル]]の場合、敵機の背後に回り込んでの[[奇襲]]か、[[ドラッグ機動]]で退却する敵機への追撃でしか使用できない。~
[[地対空ミサイル]]においても、敵機がミサイルの存在に気付かず通過したか、攻撃を終えて帰投しようとする時にしか攻撃できない。~
また、熱源の形状を判別できず、敵機が[[フレア]]を撒いたり、進路上に太陽があったりすると容易く欺瞞された。

これに対し、どのような&ruby(アスペクト){位置関係};の[[戦闘機]]でも捕捉できる場合は「[[オールアスペクト発射能力]]」という。

関連:[[AA-2]]「アトール」 [[AIM-9]]「サイドワインダー」



トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS