【ラムエアタービン】(らむえあたーびん)

Ram Air Turbine(RAT).

航空機機首、またはポッドの先端部分に取り付けられた、ラム圧によって稼働する風力発電機(エアタービン)。
主機の稼働中にはあえて別系統で発電する必要はないが、ある種の機構で例外的に用いられる事がある。

使用例

大型の貨物機旅客機
機内に格納され、非常時にのみ露出する発電用プロペラ。
主機APUの双方が故障した時に展開され、油圧ポンプなどに必要な最低限の発電を行う。
Me163「コメート」
エンジン動力を発電に転用できないロケットエンジン推進機。
主電源系統としてラムエアタービンが採用されていた。
ポッド
ポッドに電子機器や電動機を内蔵する場合、プラットフォームからの配電を受けられない場合がある。
消費電力を電池などで賄うのも現実的でない場合、ポッドにラムエアタービンを据え付けて発電する場合がある。
実用例としてはEA-6BEA-18G戦術ジャミングポッドF/A-18F空中給油ポッドなど。

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